次期iPhone 18、やはり価格高騰するか?TSMCの2nmチップ値上げがヤバい!

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「新しいiPhone、次はどれくらい進化するんだろう?」――そんなワクワク感が、少し冷や水を浴びせられるかもしれません。Appleの心臓部であるチップを製造するTSMCが、次世代チップの価格を最大10%引き上げると報じられました。

これは、単なる部品代の上昇ではなく、私たちが次に手にするApple製品の価格設定を根本から揺るがす「事件」の始まりかもしれません。

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衝撃の「2nmショック」!技術の進化が価格を押し上げる?

今回の値上げ報道の中心は、2026年以降に本格化する「2nmプロセス」という最先端技術です。驚くべきはそのコスト。China Timesの報道によれば、この2nmチップの製造コストは、1個あたり最大280ドルに達する可能性があるというのです。

ピンと来ないかもしれませんが、現行のiPhone 15 Proに搭載されている3nmチップ(A17 Pro)のコストが約45ドルと報じられていることと比較すると、その差は6倍以上。技術が進化すればコストが下がる、というのは過去の常識になりつつあるようです。

AIブームがスマホを直撃する「副作用」

さらに厄介なのは、現在の半導体業界が「AIブーム」に沸いている点です。

多くのメーカーが、AIサーバーに必要な「HBM(広帯域幅メモリ)」の生産へとリソースをシフトさせています。その結果、スマートフォンに使われる「LPDDR5x RAM」といった汎用メモリが不足し、価格が上昇。

ゴールドマン・サックスの分析によれば、スマホの部品コストに占めるメモリの割合は、1年前の10%から16%へと跳ね上がっています。チップだけでなく、メモリも高騰しているのです。

Appleの苦悩…値上げを選ぶか、利益を削るか

TSMCは、Aシリーズ(iPhone)からMシリーズ(Mac)まで、Appleのほぼ全ての主要プロセッサを供給するパートナーです。このコスト増は、Appleにとって二つの厳しい選択を意味します。

最もシンプルな解決策は、iPhoneやMacの新製品価格を引き上げることです。私たちユーザーが、そのコスト増を直接負担する形となります。

しかし、「Apple税」と揶揄されるほどの高い利益率を誇る同社が、そのマージンを削って価格を据え置く可能性もあります。しかし、チップコストが6倍にもなる衝撃をすべて吸収できるかは疑問です。

今回のTSMCの値上げ報道は、単なる「部品がちょっと高くなった」という話ではありません。「最先端の技術革新は、もはや安価では手に入らない」という現実と、「AIブームという時代の波が、巡り巡って私たちのスマホ代に跳ね返ってくる」という構図が明確になりました。次に発表されるApple製品の価格表を見るのが、少し怖くなってきましたね。

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