HyperOS 3、ついに「iOS化」が止まらない。Xiaomi Pad 7へ提供開始。あなたのXiaomi/Redmiは「進化」の対象? 11月後半対象機種まとめ

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スマートフォンのOSアップデート。それは我々ユーザーにとって、数ヶ月に一度の「お祭り」であると同時に、愛機が生まれ変わるか、あるいは「改悪」されるかの“審判の日”でもあります。

特にXiaomiユーザーの皆さん、お待たせしました。 MIUIという長く続いた名前を捨て、新たな「HyperOS」へと舵を切ったXiaomiが、次なる一手「HyperOS 3」の本格展開を開始しました。

Xiaomi 15といったフラッグシップモデルへの先行提供に続き、ついに「Xiaomi Pad 7」のグローバル版にも、Android 16をベースにしたこの最新OSが降りてきたのです。

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Xiaomi Pad 7から始まる「変化」の波

まず朗報からお伝えしましょう。 2024年モデルのタブレット「Xiaomi Pad 7」のグローバル版をお持ちの方。設定アプリを今すぐ確認してみてください。

ビルド番号「OS3.0.2.0.WOZMIXM」を含む、Android 16ベースの安定版HyperOS 3が、OTA(無線アップデート)で順次配信開始されました。10月末の中国版への提供に続き、ついにグローバル市場にも「変化」の波が到達した形です。

段階的なロールアウトのため、まだ通知が来ていない方も焦る必要はありません。数日以内に、あなたのPad 7も新たな体験を手に入れることになるでしょう。 (確認方法: 「設定」>「タブレット情報」>「アップデートを確認」 )

あなたの愛機は? 11月後半、歓喜の対象となるモデルたち

「Pad 7だけか…」と肩を落としたそこのあなた。本番はこれからです。 Xiaomiは、11月後半にかけて、このHyperOS 3アップデートを以下のグローバルモデルにも拡大すると明言しています。

  • Redmi Note 14 シリーズ
    • Redmi Note 14 Pro+
    • Redmi Note 14 Pro 5G
    • Redmi Note 14 Pro
    • Redmi Note 14
  • POCO F7 シリーズ
    • POCO F7 Pro
    • POCO F7
  • POCO X7 シリーズ
    • POCO X7 Pro
    • POCO X7 Pro Iron Man Edition
    • POCO X7
  • その他
    • Xiaomi MIX Flip

Redmi Noteという超人気シリーズから、尖った性能でファンを魅了するPOCO、そして折りたたみという新たな領域のMIX Flipまで。まさに主力モデル総出といった布陣です。あなたの愛機は、このリストにありましたか?

HyperOS 3の新機能、本当に新しいですか?

さて、本題はここからです。 「Android 16ベース」というだけでも期待は高まりますが、HyperOS 3の真価は、Xiaomiが独自に追加した機能にこそあります。

純粋なパフォーマンスとAIの進化

Xiaomiの発表によれば、HyperOS 3はカーネルとグラフィックスパイプラインに大幅な内部最適化を施し、パフォーマンスを向上させています。簡単に言えば、「より速く、より滑らかに動く」ということです。これは文句なしに歓迎すべき「進化」でしょう。

さらに、AIを活用した新しいライティング機能や翻訳機能も追加されます。スマホがより賢く、我々の生活をサポートしてくれる。これもまた、現代のOSアップデートにおける「正義」です。

露骨なまでの「Appleインスパイア」

しかし、その一方で、Xiaomiは「競合他社の優れたアイデアを借用する」という“伝統芸”も、見事に磨き上げてきました。

  • Hyperland (ハイパーランド)
    もう名前からして隠す気がないのかもしれませんが、これはAppleの「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」の、Xiaomiによる“回答”です。通知やバックグラウンド動作を、パンチホール周辺に美しく(?)表示する機能。…ええ、明らかな模倣です。
  • カスタマイズ可能なロック画面
    これもまた、「iOS 16風」と形容される機能。壁紙のフォントやウィジェットを自分好みに配置できる、あの機能です。

まとめ

HyperOS 3の発表を前にして、私はいつも複雑な心境になります。 作家として「オリジナリティ」の価値を信じたい自分と、一人のガジェットユーザーとして「便利で安価なもの」を愛してしまう自分が、脳内で激しく議論を始めるからです。

Xiaomiの戦略は一貫しています。「良いものは、ためらわず真似る」。 それは時に「露骨」と揶”揄”され、オリジナリティの欠如を批判されます。しかし、彼らはその「模倣」を、自社のエコシステムに最適化させ、恐るべきスピードと価格で市場に投入してくるのです。

今回のHyperOS 3も、まさにそれです。 Dynamic Islandも、カスタマイズロック画面も、Xiaomiが発明したものではありません。しかし、それらの「優れた体験」を、高価なiPhoneを買わなくても、我々Xiaomi/Redmi/POCOユーザーが享受できるように「解放」した。そう捉えることもできるのではないでしょうか。

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