2023年でも敢えてiPhone SE2を買うべき理由

新年あけましておめでとうございます。

昨年も色々なスマートフォンが販売されて、中でも我らがAppleのiPhoneも例年通りの新作iPhone14シリーズを販売してくれました。

やはり買うなら新作のiPhone14シリーズをお勧めしたいのですが、ちょっとお待ちください。

『そのハイスペック機能、本当に必要ですか?』

正直昨今のスマホは動画視聴やSNS・簡単な写真撮影をするだけの人からすれば、どれもこれもオーバースペックです。

有り余る無駄な機能と費用を完全に削ぎ落として、必要最低限の機能はしっかりと持っている過去の名作『iPhone SE2』を今こそ進めるべきと思い、今回記事を書いてみました。

もし購入を考えている方の一助となれば幸いです。

はじめに

iPhone14は13と見た目がほぼ変わらず、さらにはiPhone14シリーズではおおよそのリーク情報通り、miniシリーズがスポイルされてしまいました。

新規で14を買うのも結構ではありますが、来年のiPhone15ではやっと期待されたUSB Type-Cへの対応が、ほぼ確定していると予想されているのでここで新品のiPhone14を買ってしまっては、今から10ヶ月でまた購入を悩む羽目になることは、火を見るより明らかです。

それでもSEなんかの廉価版より、最近のiPhoneが欲しいというのであれば、比較的安価にスマホが購入できるMNPサービスを利用する他ない。

去年に各種キャリアから、一斉的に投げ売りされたiPhone12 miniを覚えているだろうか?

あまりにも安くばら撒きすぎたせいで、Appleからほぼ名指しで注意を受けたところもあったほどのお祭りでした。

その時にiPhone12 miniを使い始めた人達が、今ちょうど売りに出しているタイミングのせいかもしれませんが、最近はiPhone12 miniの中古は結構安く売られています。

他にも新規1円とはいきませんが、iPhone13 miniを2万円で手に入れることも可能です。

スペックと価格から比較検討を考慮する

てなことで話を戻しますが、今回お勧めするiPhone SE2は2020年4月24日に発売されました。

今から2年8ヶ月以上経過したスマホです。普通ならとっくに型落ち機種であり、なんなら今は後継機であるiPhone SE3が発売されています。

それであれば今から購入するなら最新機種であるSE3を選択するのが妥当だと思いますが、まずはこちらのスペック比較表を見て頂きたい。

【スペック比較表】

 iPhone SE3iPhone SE2iPhone 8
連続駆動時間15時間のビデオ再生13時間のビデオ再生
CPUA15 Bionic 6コアCPU 4コアGPUA13 Bionic 6コアCPU 4コアGPUA11 Bionic 6コアCPU 4コアGPU
RAM4GB3GB2GB
バッテリー2018mAh1821mAh
セキュリティーTouch ID
通信回線5G携帯電話通信4G携帯電話通信
耐水性水深1mで最大30分間の耐水性能
容量64GB/128GB/256GB64GB/128GB
ディスプレイ4.7インチ Retina HDディスプレイ
IPSテクノロジー搭載4.7インチ(対角)ワイドスクリーンLCDディスプレイ
1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi
1,400:1コントラスト比(標準)
True Toneディスプレイ
広色域ディスプレイ(P3)
触覚タッチ触覚タッチ
最大輝度625ニト(標準)
サイズ138.4mm×67.3mm×7.3mm
重量144g148g
防水防塵性能IP67
カメラ撮影シングル12MPカメラ(メイン)
光学式手ぶれ補正
1倍の光学ズーム
Deep Fusion
写真のスマートHDR 4写真の自動HDR
ポートレートモード
フォトグラフスタイル
ビデオ撮影4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)
1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)
1080pスローモーションビデオ(120fpsまたは240fps)に対応
手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
ナイトモードのタイムラプス
QuickTakeビデオ
ビデオの光学式手ぶれ補正
最大3倍のデジタルズーム
ステレオ録音
Wi-FiWi‑Fi 6Wi-Fi 5
おサイフ機能
Qi充電
高速充電30分で最大50%充電(20W以上のアダプタを使用)
SIMカードNano-SIM/eSIM/デュアルeSIMNano-SIM/eSIMNano-SIM

コレを見てお分かり頂けたと思いますが、基本的に3台ともに大まかな違いはありません。

  • 4.7インチ液晶ディスプレイ
  • 本体サイズ
  • シングルカメラ
  • Touch ID ホームボタン

上記4箇所は共通です。

とはいえ、CPUやRAMの違いは使っている上で、多少なりとも影響はあると思います。しかしSNSや動画視聴であれば、特に不便を感じることは無いと思われます。

上記でも述べましたが、見た目は勿論のこと性能面でもSE2とSE3の差はほぼありません。

次に価格差を見てみましょう。

【価格比較表】

 iPhone SE3iPhone SE2iPhone 8
 新品価格
64GB¥62800
128GB¥69800
256GB¥84800
 中古価格
64GB¥42000〜¥48000¥18000〜¥23000¥10000〜¥15000
128GB¥57000〜¥62000¥23000〜¥26000¥19000〜¥23000
256GB¥63000〜¥79000¥29000〜¥34000¥24000〜¥28000

驚くのはiPhone8の価格です。2017年9月22日に発売されたとは思えない販売価格!Android端末ではとても考えられない値段といえます。

iPhone SEシリーズの購入を考えている人は、性能と価格でコスパが良いから選択している方も多いかと思います。

iPhone SE3の価格を工面できるのであれば、少し頑張ってiPhone 12miniを検討しても良意でしょう。

ということは、コレらのことを考慮すると最もコスパの良いiPhoneはSE2になります。

今さらなiPhone SE2をオススメする理由

正直iPhone SE2で大抵の事はできますし、さらに言えばSE3との差を感じるようなことはほとんどないと思われます。

1.やっぱり使いやすいホームボタン

いにしえのiPhoneユーザーの中にはホームボタンから離れらない方もいると思いますし、何より最高に薄くて軽いところが何よりのウリではないかと思います。

それならminiシリーズでいいのではないかと思われるかもしれませんが、正直スマホにそこまでお金をかける気持ちになれない人や、昔よりかは向上したと言われるFace IDよりもホームボタンの方が使い易いという方も未だ多数存在しています。

『8だかSE2だか最新のSE3だか、ぱっと見では全然見分けがつかない』

なんて思っている人もいるのかもしれませんが、昨今のスマホ巨大化から真っ向から立ち向かうSEシリーズの勇姿を見ていると、勇ましさと確固たる信念に感動すらおぼえます。

そして何より見た目が古臭いホームボタンが、未だに続くコロナ禍の強制マスク使用による弊害で、Face IDよりも指紋認証の方が使いやすいというのは、もはや周知の事実だと思います。

最近はFace IDのマスク装着時の認証がより快適になっていますが・・・

『特にレジでの支払い時には、その素早いロック解除速度は他の追随を許しません』

イマイチな精度の顔認証システムのせいで、レジ等でマスクを外したりパスワードコードを打ち込む必要もありません。

2.思ったよりも綺麗に撮れるカメラ

カメラはシングルカメラと今時珍しい仕様ですが、色々とカメラ比較動画を検証した結果。

『昼間に撮る分にはそこまで大差ない』

というのが私の結論です。

勿論、超広角や望遠が無いといったスペック不足な部分は否めませんが、サッと取り出してパッと写真を撮る場合には全く問題ありません。

動画に関しても手ブレ補正もあり、なんと4k 60fpsで撮影もできちゃいます。

十分じゃないですかね・・・VLOGを撮るような人には夜間撮影の弱さやシネマティックモードが無いことで、物足りないと感じる方もいると思いますが、通常使いの中でそこまで気になるマイナスでは無いかと思います。

寧ろ4k60fpsで撮れるなんて、素晴らしい付加価値と言えるのではないでしょうか。

そもそも写真をメインにスマホを選ぶ人は、SE2を購入の選択に入らないと思います。

『思ったより綺麗に撮れてる』

というぐらいの認識でいた方が幸せになれます。

中古を購入する際に絶対に優先すべき注意事項

さて、今からiPhone SE2の購入を検討している方は、今から買うなら新品か中古を買うか悩んでいると思います。

逆に今から新品のSE2を探すのは難しく、それならいっそのこと新品のSE3を買った方が見つけるのが容易だと思います。

逆に新品のSE3を買うぐらいなら冒頭でも述べましたが、2023年初売りやら新春セールでiPhone13miniが大手キャリアで実質2万円で購入ができますので、数に限りはありますがそちらをご検討ください。

期間限でiPhone13miniが実質2万円で買える

docomo・SoftBank・au各キャリア共に回線契約無しで、実質2万円で手に入れることはできますが、必ず2年後に本体返却が条件となります。

ちなみにSIMロックが無いため、格安SIMでの運用も可能となっています。

但し、画面の割れや傷・端末が故障した場合は、内容にもよりますが2万円近くの修理代が発生する場合があります。

各キャリアのブラックに載っている方以外は、こちらを検討してみるのもありかなと思います。

一括あり】2023スマホ初売り情報まとめ!iPhone 13 mini 端末のみ1円/Pixel 7 1円ほか

中古のiPhoneを買う時は傷に注意

とにかく傷です!バッテリーは二の次です。ちょっとした傷ならいいのですが、液晶に大きな傷がある、もしくは割れがある場合は絶対に購入してはいけません。

A:全体的に綺麗な状態ではあるが、バッテリー最大容量が80%以下

B:バッテリー最大容量は98%近くあるが、本体角や液晶に目立つ傷がある

このような場合、どちらも買う人の価値観で変わってくると思いますが、修理金額で考えた方が正しいと思います。

A:バッテリー交換は修理代が7,500円になります。

B:液晶交換は修理代19,400円になります。

ちなみに買取店ではバッテリー容量はあまり最低に響かず、重要視されるのは傷の方になります。

なので中古販売店には、たまに信じられないお宝が転がっている事があります。

注意:Appleから今年3月1日以降より、バッテリー交換の費用の値上げが発表されました。iPhone14以前の全端末が3000円の値上げとなります。

iPhoneのバッテリー充電速度について

バッテリー話のついでに、iPhone SE2の充電速度について少し解説しておきます。

iPhone SE2に付属している充電器は5W出力になります。

ちなみにiPhone SE2の最大充電速度は、

  • 20W以上のUSB-C to Lightning充電アダプタによる充電で最大18W
  • 5W以上のUSB-A to Lightning充電アダプタによる充電で5〜10W
  • ワイヤレス(Qi)充電で5〜7.5W

一応出力ワット数の一覧を載せておきますが、Appleが公表した数値は無いので有志の方々が調べてくれた情報になりますので、あくまでも目安としてご覧下さい。

 ケーブル充電MagSafe充電Qi充電
iPhone14 Pro Max最大27〜30W最大15W最大7.5W
iPhone14 Pro最大27〜30W最大15W最大7.5W
iPhone14 Plus最大20〜25W最大15W最大7.5W
iPhone14最大20〜25W最大15W最大7.5W
iPhone13 Pro Max最大27〜30W最大15W最大7.5W
iPhone13Pro最大27〜30W最大15W最大7.5W
iPhone13最大20W最大15W最大7.5W
iPhone13 mini最大18W最大15W最大7.5W
iPhone12 Pro Max最大20W最大15W最大7.5W
iPhone12 Pro最大20W最大15W最大7.5W
iPhone12最大20W最大15W最大7.5W
iPhone12 mini最大18W最大12W最大7.5W
iPhone8〜11最大18W最大7.5W
iPhone SE最大18W最大7.5W

こちらの上記一覧表を見て

『同じ無線充電なのに、なんでMagSafeとQi充電で出力が違うの?』

っと思った方もいると思いますので、軽く説明を記載しておきます。

MagSafe充電とQi充電の違い

Qi充電(ワイヤレス充電)とは

15W以下の低電力向け規格のワイヤレス給電による国際標準規格です。

現在は5W、7.5W、10W、15Wとなっており、7.5W以上からが急速充電扱いとなっています。将来的には200Wを目指すらしいです。

出力の弱さから一時期は停滞していた規格ではありますが、SAMSUNGやAppleが規格を採用したことで、対応機器の販売が一気に増加しました。

MagSafe充電とは

Appleが採用しているワイヤレス給電方式。Mac Book版とiPhone版がある。

Mac Book版の説明は割愛しますが、iPhone版のMagSafe充電は、従来のQi充電が7.5Wに対してMagSafe充電は2倍の15Wとなっています。

簡単に言えばiPhone版のMagSafeとは、Qi充電と磁力による接着機能を合わせた規格です。

ですので、iPhone SE2は MagSafe充電には対応はしていませんが、Qi充電には対応していますので、15W出力のMagSafe対応バッテリーを買って使ったとしても、使うことは可能です。

とはいえ、充電自体はできるものの15Wではなく、Qi充電の7.5Wになってしまいますのでご注意ください。更に言えば磁力による接着もありません。

フリマサイトで購入する際の注意点

話が脱線しすぎてしまったので、最後にフリマサイトでiPhone SE2の中古品を購入際に注意していけないポイントを記載しておきます。

販売者の情報

なんといっても最重要ポイントです。販売者の皆が皆しっかりしているとは限りません。購入してもいつまでも配送しない人や、雑な梱包で送られてきたり、販売情報に載っていなかった故障箇所や傷があるかもしれません。

  1. 販売出品数が極端に少ない
  2. 低評価なコメントがある
  3. 商品質問のコメントを無視している
  4. 価格が相場より極端に高い

最低でもコレだけは注意して確認しておきたいポイントです。

尚、配送指定日数を過ぎても配送手続きをしてくれない場合は、即座にキャンセルをする事をお勧めします。

配送してくれない相手とのやり取りは本当に時間の無駄であり、そんな人の商品はハズレを引く可能性も大いにあり得ますので、即座に取引をキャンセルをする方が無難です。

アクティベートのロック解除

iPhoneに限った話ではありますが非常に重要です。メルカリにおいても販売するApple製品においては、『アクティベートのロック解除を行なってから販売するように』と注意書きがされています。

したがって届いた商品がロック解除されていなかった場合は、契約違反となりますのですぐさま返品作業を行なってください。

確認もせずに商品が届いた瞬間に、間違っても受け取り完了をしないで下さい。

SIMフリーの有無

格安SIMをお使いの方には特に重要な事です。商品紹介文にSIMフリーであるかどうかを必ずチェックして下さい。

まとめ

ここからは更に個人的な意見ですが、なぜそこまで今さらiPhone SE2を勧めるのかと言えば、ここにきてiPhone15miniの噂が出てきているからです。

14では消えてしまったminiシリーズが15で復活するとなると、ここはなるべく購入コストを最低限に抑えて、今年秋の新作iPhone15 miniに備えたいところです。

あくまでも噂程度かもしれませんが、もしiPhone15 miniが出なかったとしても、新作のiPhone15にはTYPE-C対応のiPhoneが出る可能性もあります。(Proシリーズだけの対応かもしれませんが)

最近のAndroidスマホを使った事のある方ならご存知かもしれませんが、やはりTYPE-Cでの高速充電はびっくりするぐらい速いです。5,000mAhのバッテリーも60W以上の出力なら30分程度で終わります。

更に言えば、スマホからPCなどへのデータ転送時もLightningとは桁違いの速さです。

色々とメリットが大きいTYPE-C端子搭載のiPhoneを狙って、今年の秋まで節約してみては如何でしょうか?

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