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スマホ画面を他人に見られないよう、画質を犠牲にしてまで暗く見づらい「覗き見防止フィルム」を貼る時代は終わるかもしれない。サムスンが次期フラッグシップ「Galaxy S26 Ultra」で投入すると見られる新技術は、ハードウェアとソフトウェアの融合で視野角を自在に制御する画期的なものだ。
2月25日の発表イベント「Galaxy Unpacked」を目前に控え、その全貌がほぼ確実視されている。
決定的とも言える情報が、発表直前のこのタイミングで再浮上した。リークされたOne UI 8.5のインターフェース画像は、この機能が単なる噂レベルを超え、実用段階にあることを雄弁に物語っている。
The next S26 Ultra will have a privacy feature that keeps people from peeking at your screen. pic.twitter.com/tFcgeFpCqG
— A (@Nomoreultra) October 2, 2025
特筆すべきはその制御の柔軟さだ。かつてフィーチャーフォンや一部のAndroid端末にも類似機能は存在したが、今回のGalaxy S26 Ultraはアプローチが異なる。これまでの物理フィルムは、一度貼れば常時画面が暗くなり、せっかくの美しいディスプレイ品質を常に損なう欠点があった。しかし、新たなリーク情報によれば、ユーザーは「公共の場でのみオンにする」といったシチュエーションに応じた自動化設定が可能になるという。
自宅では世界最高峰の有機ELディスプレイの発色を享受し、混雑した電車内ではワンタップ、あるいは位置情報やWi-Fi接続をトリガーに自動でプライバシーモードへ移行する。この「オンデマンドな遮蔽」こそが、ユーザーが長年求めていた体験だ。
現状、Ice Universe氏をはじめとする有力な情報筋は、この機能が最上位モデルであるS26 Ultra専用になると予測している。コスト面やパネル構造の複雑さを考えれば妥当なライン引きだが、最新のGalaxy Z Fold7ですら非対応という点は、サムスンがSシリーズの「Ultra」にいかに特別な付加価値を持たせようとしているかを浮き彫りにする。iPhone Proシリーズを含む競合他社にとって、スペック表の数値だけでは対抗できない強烈な差別化要因となるはずだ。
2月25日、Galaxy Buds 4と共にその全貌が正式に明かされる。CPU性能やカメラ画素数といったスペック競争が飽和する中、サムスンは「画面の見え方」という、最も基本的かつ本質的なUXにメスを入れてきた。この技術が市場に受け入れられれば、サードパーティ製の覗き見防止フィルムという製品ジャンルそのものが、過去の遺物へと追いやられる日が来るかもしれない。

