つい先日、OnePlusがフラッグシップモデル「OnePlus 15」を引っ提げて市場に登場し、「さすがSnapdragon 8 Elite Gen 5、格が違う…」と私たちが感心していた、まさにその矢先。とんでもないリーク情報が飛び込んできました。
なんとOnePlusは、そのフラッグシップモデルとは別に、「より手頃な価格」でありながら「標準のSnapdragon 8 Gen 5」を搭載し、さらに「8,000mAhを超える」という、もはやスマートフォンの領域を超えたバッテリーを積んだモデルを準備しているというのです。え、8,000mAh?ゼロを一つ見間違えたかと思いました。これは、2025年末のスマートフォン市場の「常識」を根底から覆すかもしれません。
記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓


■ 主役は「Elite」じゃない? 衝撃の”無印” Gen 5モデル
まず整理しましょう。最近発売されたのは、最高峰の「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載したOnePlus 15です。これは文句なしのハイエンド。
しかし、今回のリーク情報の主役は、その「Elite」の称号を持たない、標準の「Snapdragon 8 Gen 5」を搭載するモデルです。
「なんだ、廉価版か」と思うのは早計です。このモデル、どうやら「OnePlus Turbo」という名前で登場する可能性があるのですが、その中身が尋常じゃありません。

■ バッテリー容量、ついに「8,000mAh」の領域へ
今回のリークで最も目を疑ったのが、このバッテリー容量です。
8,000mAhを超える大容量バッテリー…。 もう一度言います。8,000mAhです。
現在のスマートフォン市場では、5,000mAhもあれば「大容量」と呼ばれ、6,000mAhを搭載すれば「バッテリーモンスター」と称されます。そこへ来て、8,000mAh超え。これはもはや「スマホ」ではなく、通話もできる「超薄型パワーバンク」と呼ぶべき代物です。
「そんなバッテリーを積んだら、分厚くて重いレンガみたいになるのでは?」と誰もが思うでしょう。しかし、リークによれば「金属製フレーム」を採用するとのことで、チープな質感にはならない様子。OnePlusがこれをどのような技術でパッケージングしてくるのか、期待と不安が入り混じります。
■ バッテリーだけじゃない。妥協なき「準フラッグシップ」のスペック
驚くのはバッテリーだけではありません。この「OnePlus Turbo(仮)」、他のスペックも一切手加減なしのようです。
- ディスプレイ: 165Hzのリフレッシュレートに対応したフラットスクリーン
- 解像度: 「1.5K」解像度
- セキュリティ: 3D超音波指紋スキャナー
165Hzのフラットディスプレイは、特にゲーマーからの需要が高いスペックです。フラッグシップのOnePlus 15(Elite)が価格やブランド力で勝負するなら、こちらは「バッテリー持ち」と「ゲーム性能」という、実用性に全振りした「もう一つのフラッグシップ」として登場する可能性があります。

■ 影の立役者?「Snapdragon 8s Gen 4」モデルも待機中
さらに興味深いのは、OnePlusがもう一つ、別のアッパーミッドレンジ機も開発中だという点です。
こちらは「Snapdragon 8s Gen 4」を搭載。 市場では「Redmi Turbo 5」などのDimensity 8500搭載機がライバルになると見られており、ここでも大容量バッテリーが武器になるようです。
OnePlusの戦略が大きく変わってきたことが感じられます。これまでの「フラッグシップキラー」から、今や「全方位キラー」へと進化を遂げようとしているのかもしれません。
まとめ
今回のリーク情報がもし真実なら、OnePlusは2025年末に向けてとんでもない「爆弾」を仕込んでいることになります。
フラッグシップの「OnePlus 15 (Elite)」は、確かに王者の風格です。しかし、今回リークされた「OnePlus Turbo(仮)」は、「フラッグシップ機よりも安価なのに、バッテリーは遥かに上」という、ある種の”下剋上”を予感させます。
「最新・最高のSoC(Elite)を選ぶか」
「Eliteではないが十分すぎる性能(無印Gen 5)と、異次元のバッテリーを選ぶか」
OnePlusは私たちユーザーに、非常に悩ましくも楽しい選択肢を突きつけようとしています。スマートフォンの充電から解放される日々が、いよいよ現実味を帯びてきました。続報に期待しつつ、今はただ、その「8,000mAh超え」という数字のロマンに浸っていたいと思います。
少し前までは5,000mAhでもすげー!とか言っていたのに、もう8,000mAhですか…

