PlayStation Portal、ついに「真の姿」へ。クラウドストリーミング神アプデでPS5ほぼ不要になる? 使い方とメリットなど

Amazon Audible

「あれ? これってPS5がないと遊べない、ただのリモートプレイ専用機じゃなかったっけ?」

―― そう思っていたゲーマー仲間の皆さん、こんにちは。私(筆者)もその一人でした。発売当初、PlayStation Portal(プレイステーション ポータル)は、あくまで「自宅のPS5を遠隔操作するデバイス」であり、それ以上でも以下でもない、と。

しかし、その“常識”が、ソニーによるメジャーアップデートでついに覆されました。

発売から約1年(ベータ版期間を経て)、PlayStation Portalが、ついに「真の独立した携帯ゲーム機」へと進化を遂げる「神アプデ」が配信されたのです。はじめからこうして発売していれば…

記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓

あわせて読みたい
AppleがSwitch2に対抗して、ゲーム機を発売したらという世界線のお話 Nintendo Switchの次世代機の噂が飛び交い、ASUSの「ROG Ally」のような高性能なポータブルゲーミングPCが次々と登場する…。にわかに活気づく携帯ゲーム機市場を眺めな...
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
¥31,829 (2025/11/09 09:38時点 | Amazon調べ)
気になる項目をクリックしてね

「PS5の電源、入れなくていいです」衝撃のクラウド対応

今回のメジャーアップデートの核心。それは、PlayStation Portalが「クラウドストリーミング」に正式対応したことです。

これまでのPortalは、自宅のPS5でゲームを起動し、その映像と音声をWi-Fi経由で手元のPortalに飛ばす「リモートプレイ」がすべてでした。つまり、大元のPS5本体が起動していなければ、Portalは美しい文鎮(ぶんちん)に過ぎなかったのです。

しかし、これからは違います。

PlayStation Plusの最上位プラン「プレミアム」に加入しているユーザーは、PS5本体の電源が完全にオフの状態でも、Portalから直接PlayStationのクラウドゲーミングサービスにアクセスし、対応する膨大なPS5ゲームのカタログをストリーミングでプレイできるようになったのです。

これは、Portalの日常的な使い方を根本から変える、まさに「革命」です。

  • PS5本体不要
    自宅のPS5がスリープモードである必要すらありません。
  • 場所の制約からの解放
    これまでは自宅のWi-Fi環境が推奨されましたが、今後は旅行先や出張先の強力なWi-Fi環境さえあれば、どこでもPS5のゲーム体験が可能になります。(※理論上)
  • テレビの占有問題、完全解決
    家族がテレビを見ていても、PS5本体の電源を入れる必要すらないため、気兼ねなくゲームの世界に没入できます。

使い勝手はどう変わった? 新UIと「地味に嬉しい」改善点

この「クラウドゲーミング」という新たな柱を迎えるにあたり、PlayStation Portalのインターフェース(操作画面)も大幅に再設計されました。

ホーム画面は、以下の3つのメインセクションに整理され、誰でも直感的にアクセスできるようになっています。

  1. 従来のリモートプレイ(自宅のPS5に接続)
  2. 新しいクラウドストリーミング(PS Plus プレミアムのゲームカタログ)
  3. 検索ページ(利用可能なゲームを簡単に閲覧)

この新しい構成は、ストリーミングに慣れていないプレイヤーでも、迷わず目的のタイトルにたどり着けるよう配慮されています。

ユーザー体験の細かな改善も

さらに、今回のアップデートでは「かゆいところに手が届く」改善も多数施されています。

3Dオーディオのサポートでストリーミングおよびリモートプレイの両方で、対応するヘッドホンやヘッドセットを使えば、より臨場感あふれる3Dオーディオを楽しめるようになりました。

ネットワーク安定性インジケーターが画面上にネットワークの状況が表示されるようになり、「今、通信が不安定かも」という不安を視覚的に確認できるようになりました。カクつきの予防に役立ちます。

パスコードロックシステムの導入で外出先に持ち出す機会が増えることを見越して、セキュリティも強化。パスコードでロックをかけられるため、万が一の際も安心です。

アプリ内購入への対応でインターフェースから直接、追加コンテンツなどの購入が可能になりました。

「PS5の拡張機能」から「どこでも遊べる相棒」へ

今回のアップデートは、単なる「機能追加」のレベルに留まりません。これは、PlayStation Portalという製品の「立ち位置」そのものを根本から変える、まさに「変化の知覚」です。

これまで「家の中でテレビを占拠せずに遊ぶための、ちょっとリッチな拡張デバイス」という印象が強かったPortal。それが、今回のクラウドストリーミング対応によって、「PS5本体がどこにあろうと、PlayStationの世界にアクセスできる真のポータブル機」へと劇的に進化したのです。

もちろん、ストリーミングである以上、快適なプレイには高速で安定したネットワーク環境が不可欠という前提は変わりません。しかし、この「PS5からの独立」が持つ意味は、我々ゲーマーにとって非常に大きい。

Amazonなどで価格を眺めつつ、「でも、結局リモプだけでしょ?」と購入をためらっていた人たちの背中を、ソニーが1年越しに強烈に押してきた。そんな印象を受ける、熱いアップデートです。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
¥27,717 (2025/11/09 09:43時点 | Amazon調べ)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてくれると励みになります
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
a8mat=3TNOQB+N7XDE+55QO+5ZU29" alt="">
気になる項目をクリックしてね