レースゲームを愛する皆さん、これまで何度「本格的なハンコン(ステアリングコントローラー)が欲しいけれど、置く場所がない」と諦めてきたでしょうか。
大きなデスクを占領し、太いケーブルを何本も繋ぎ、家族からは「邪魔だ」と冷ややかな視線を浴びる。そんなハンコンの常識を根底から覆す、まさに異次元のデバイスが登場しました。その名も、GameSir Swift Drive。
普通のゲームパッドの真ん中に、なんと「本物のハンドル」がくっついているという、一見すると冗談のような、でも中身は超ガチな最新ギアです。
今回は、CES 2026で発表されたこの衝撃的なプロダクトが、私たちのゲーム体験をどう変えるのか、その全貌を徹底解説します。
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まさかの「ダイレクトドライブ」搭載?Swift Driveが解決するゲーマーの悩み
ゲーミングデバイスの進化といえば、これまではボタンが増えたり、光り方が派手になったりといった、ある程度予測できる範囲のものでした。しかし、GameSirが打ち出したSwift Driveは、その予測を心地よく裏切ってくれました。
このデバイスの最大の特徴は、コントローラーの中央に「小型のダイレクトドライブ(DD)ステアリングホイール」を埋め込んでしまった点にあります。
多くのレースゲームファンにとっての悩みは、パッド(コントローラー)では細かいステアリング操作が難しく、かといって本格的なハンコンを導入するにはハードルが高すぎるという「中間のなさ」でした。Swift Driveは、そのニッチすぎる隙間に全力で飛び込んできたのです。
学生たちの自由な発想から生まれたというこのプロジェクトは、単にハンドルを付けただけではありません。驚くべきことに、高級ハンコンの代名詞である「フォースフィードバック(路面の振動や重さの伝達)」を、この小さなサイズで実現しています。


1080度回転の衝撃。ポータブルなのにプロ級の精度
正直に言いましょう。最初にこの外観を見たとき、私は「おもちゃじゃないのか?」と疑いました。しかし、スペックを読み込むほどに、その考えが甘かったことを痛感させられます。
まず、ステアリングの回転角は1080度を確保しています。これは実車のハンドル3回転分に相当し、ドリフト走行や繊細なコーナーリングにも対応できる本格仕様です。さらに、スティック部分には摩耗に強く精度の高いホール効果センサーを採用し、トリガーにはハプティック(触覚)フィードバックを搭載。
これにより、タイヤが空転し始めた瞬間の感触や、ブレーキの踏み込み具合が指先からリアルに伝わってきます。これまで「デスクが狭いから」と諦めていたプロ級の操作感が、なんと両手のひらの中に収まってしまうのです。
これは単なるデバイスの買い替えではありません。私たちの部屋のスペース、そしてゲームに向き合う姿勢そのものをアップデートする、静かな革命と言えるでしょう。
ニッチな層にぶっ刺さる?タイパとスペパを両立した新世代の選択肢
ここで気になるのが、「本当にパッドの代わりとして使いやすいのか?」という点ですよね。
従来のハンコンは、一度設置すると片付けるのが面倒で、結局遊ばなくなってしまうという「設置の壁」がありました。しかし、Swift Driveはあくまでコントローラーの形を保っています。遊びたいときに手に取り、終わったら引き出しにしまうだけ。
タイムパフォーマンス(タイパ)ならぬ、スペースパフォーマンス(スペパ)が異常に高いのです。
また、操作に慣れるまでの不安を感じる方もいるかもしれませんが、基本は馴染みのあるパッドの持ち方です。親指でジョイスティックを操作する感覚の延長線上で、より解像度の高いステアリング操作ができるようになる。
一見めちゃくちゃにみえますけど、逆になんかひかれちゃいますよね…なんだろこのコントローラー。

