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Android 17の最初のベータ版が登場したばかりのこのタイミングで、Xiaomiが動いた。公式のAndroid Enterprise Recommended(AER)情報を基にしたとされる、次期OSアップデート対象リストが早くも明らかになったのだ。
そのラインナップの広さは、もはや「中華スマホはサポートが短い」という古い常識を完全に過去のものにするインパクトを持っている。
公開されたリストを眺めてまず驚かされるのは、その網羅性だ。当然ながら、これから市場を席巻するであろう「Xiaomi 17」や「Xiaomi 16」といったフラッグシップ群は名を連ねている。

だが、真に注目すべきはそこではない。2022年末に登場した「Xiaomi 13」シリーズがしっかりとリストに含まれている点だ。
Snapdragon 8 Gen 2を搭載したこの世代がAndroid 17までサポートされる事実は極めて重い。これは実質的に4世代のOSアップデートを意味し、SamsungのGalaxyやGoogleのPixelといった、長期サポートを売りにするトップランナーたちと完全に肩を並べたことを証明している。
かつて安価なモデルでは早期に切り捨てられがちだったRedmiやPocoブランドへの手厚さも際立つ。「Poco F6」や「Redmi Note 14」シリーズといったミッドレンジ、エントリー帯のユーザーも、最新OSの恩恵を長く受けられる環境が整いつつある。特にパフォーマンス重視のPoco Fシリーズが長く使えることは、コストパフォーマンスを最優先する層にとって決定的な購入動機になり得るだろう。
XiaomiはHyperOSへの刷新以降、アップデートの配信速度と安定性において劇的な改善を見せている。今回のリスト公開の早さも、ソフトウェア開発に対する自信の表れと見ていい。ハードウェアのスペック競争が飽和する中、彼らは明らかに「体験の寿命」を延ばす方向へ舵を切った。
もちろん、これはベータプログラム発表前のリストであり、最終的な確定情報ではない。しかし、ここまで広範囲なモデルを対象とする姿勢そのものが、Xiaomiというブランドの現在の立ち位置を雄弁に物語っている。OSアップデートの保証期間は、いまやカメラの画素数以上に重要なスペックだ。
このリスト通りに展開されれば、Xiaomi端末のリセールバリューや長期的なブランドロイヤリティは、一段上のステージへ引き上げられることになる。正式なベータプログラムの開始を待ちたい。
Source:XiaomiTime

