『モンスターハンター ワイルド』を遊んでいる皆さんの共通の悩みといえば、やはり「動作の重さ」ではないでしょうか。PS5や高スペックPCですら悲鳴を上げている現状で、噂される「任天堂の次世代機(Switch 2)」で本当に動くのか。正直なところ、期待よりも不安の方が大きいというのが、ハンターたちの本音かもしれません。
しかし、最近のタイトルアップデート4(Ver 1.040)で、その不安を希望に変えるような、あるいは新たな議論を呼ぶような衝撃的なデータが見つかりました。
今回は、海外のデータマイニングによって浮上した「nsw2」の文字列と、私たちが直面するであろうパフォーマンスの現実について深掘りしていきます。
Source:Reddit
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データが語る「nsw2」の正体とアップグレード版の謎
今回の騒動の火種となったのは、RedditのユーザーであるSTRCoolerSimp氏による解析結果です。ゲーム内のコードから「nsw2UpgradeEdition」や「NSW2.user」といった、明らかに任天堂の次世代機を指し示すと思われる記述が発見されました。
ここで気になるのが「UpgradeEdition」という文言です。通常、他機種への移植なら「Port」や単なる「Edition」となるはずですが、わざわざアップグレードと銘打たれている点に、カプコンの意図を感じずにはいられません。
もしかすると、Switch 2版は単なる移植ではなく、後述するDLSS(AIによる超解像技術)をフル活用した「携帯機としての最適解」を目指しているのかもしれません。あるいは、初期版にはない追加コンテンツを同梱した、いわゆる完全版のような立ち位置になる可能性も否定できません。
また、古龍ゴグマジオスの強化個体に関する記述も見つかっており、コンテンツの拡充とハードウェアの展開がリンクしているようにも見えます。
つまり、カプコンは性能に不安があるSwitch 2向けに、わざわざ「専用の特別モデル」を開発しているのではないか、と期待が高まっているのです。

Xbox Series Sの苦戦から見える「Switch 2版」の課題
現在の『モンハンワイルド』は、現行機で最もスペックが控えめなXbox Series Sにおいて、パフォーマンスの維持に苦労しているのが実情です。そのため「Series Sよりもスペックが下回るかもしれないSwitch 2で大丈夫なの?」という懸念の声が上がるのは当然のことでしょう。
しかし、ここには一つ「逆転の鍵」があります。それがNVIDIAの技術であるDLSSです。
Switch 2に搭載されると噂のチップセットは、AIによる補完技術に長けています。これによって、実際のレンダリング負荷を抑えつつ、見た目の解像度とフレームレートを底上げすることが可能です。
カプコンはすでに『ストリートファイター6』などでこの技術の扱いに慣れており、モンハンという巨大なコンテンツを動かすための切り札として、これを徹底的にチューニングしている最中なのではないでしょうか。
発売日にSwitch 2版が出なかった理由として、カプコン側が「最適化にさらなる時間が必要」と説明していたことも、今となっては合点がいきます。

なぜカプコンはSwitch 2にこだわるのか?
辻本春弘社長の言葉を借りれば、日本市場におけるPS5の価格高騰は、ゲーム普及の大きな壁になっています。一方で、日本では「モンハンは集まって遊ぶもの、あるいは手軽に持ち運んで遊ぶもの」という文化が根強く残っています。
やはり、モンハンの火付け役と言えば『モンスターハンターポータブル 2nd G』ですからね…
カプコンにとって、日本での爆発的なヒットを再燃させるためには、Switch 2というプラットフォームは避けて通れない聖域なのです。スペック不足という物理的な限界を、AI技術と開発の執念でどこまで埋められるか。それが、モンハンワイルズが本当の意味で「覇権」を握れるかどうかの分かれ道になるでしょう。

