高価なゲーミングPCがなくても、最新の重厚な3Dゲームは遊べる。これがクラウドストリーミングの提示する新たな現実だ。
Googleが推進する「Googlebook」は単なるAndroidアプリの実行環境にとどまらない。Nvidiaの「GeForce Now」を活用することで、ハイエンド機に匹敵するプレイ体験をもたらしている。
今回テストに用いたのは、120Hz駆動のOLEDディスプレイを搭載するLenovo製Googlebook 15。Xboxの標準コントローラーをBluetooth接続したところ、一瞬でゲームパッドとして認識された。
GeForce Nowの最上位「Ultimate」プランの恩恵は凄まじい。AMDの16コアCPU、56GBメモリ、そしてGeForce RTX 5080という驚異的なスペックをクラウド上で専有。SteamやXbox Game Passのアカウントを連携するだけで、手元のライブラリへ即座にアクセスできる。
実際に「Forza Horizon 6」や「Gears of War E-Day」をレイトレーシング有効の最高画質で起動。結果は最大90fpsに張り付く圧倒的な安定感。OLEDの鮮やかな発色も相まって、手元のノートPCで動かしているとは到底思えない映像美が広がる。
DLSSとフレーム生成を使えば最大360fpsに達するものの、入力遅延がわずかに増加する点には留意したい。
特にシビアなステアリング操作を要求されるForza Horizon 6では、ネイティブ状態のほうが素直なレスポンスを得られた。一方、「Flight Simulator 2024」のようなゆったりとしたタイトルなら遅延は全く気にならない。都市部などの描画負荷が高いシーンでも、高画質設定のまま約50fpsをキープする実力は見事の一言に尽きる。
PUBGやFortniteといった一部のAndroid向けタイトルが互換性の問題で動かない現状を考えれば、GoogleがPCゲームのクラウド展開を強力に後押しする理由も明白。
端末側がHDR非対応という弱点は残る。さらに競技性の高いFPSには不向きな側面もある。しかしそれを差し引いても、最新AAAタイトルを美麗な画面と良質なサウンドで気軽に堪能できる意義は極めて大きい。
Source:NoteBookCheck

