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Googleは単なる動画プラットフォームの枠を超え、本格的なソーシャルネットワーク市場の覇権を直接奪いにきている。先日Android Authorityの解析で判明した、YouTubeアプリ内の謎のコード「Tamba」。これはTikTokやInstagramへの本格的な対抗馬として、新しいSNSを水面下で仕込んでいる動かぬ証拠だ。
発端は、Android版YouTube(バージョン21.44.534)の内部コード。お馴染みの再生ボタンをアレンジした手書き風ロゴとともに、38個もの見慣れないアイコン群が潜んでいた。カメラ、マイク、友達追加、さらには承認されたフォロワーのみが閲覧できるプライベートプロフィール。これらが示すのは、世界に向けて発信する従来のYouTubeではなく、特定のコミュニティで深く繋がるクローズドな空間の構築だ。
既にShortsで縦型動画のパイを奪い合っているものの、クリエイターと視聴者という一方向の壁は依然として残る。Tambaの狙いはそこを崩すこと。コンテンツ消費の場から、ユーザー同士が日常的に交流するインフラへの脱皮を図っている。
興味深いのは、手書き風のUIデザインが現在の洗練されたYouTubeと完全に異質である点。独立した新アプリとして投入されるのか、本体へ統合するための社内テストに過ぎないのかはまだ見えない。ただ、今年6月に一部ユーザーへDM機能を復活させた動きと照らし合わせれば、ソーシャル化への布石を着々と打っているのは明らかだ。
ライバルであるTikTokの急成長に対し、Googleが抱く危機感は想像以上に根深い。検索行動すらTikTokに代替されつつある若年層のトレンド。Tambaは単なる新機能ではなく、Googleのエコシステム全体を守るための防衛線。
今回のリークは、動画市場の主戦場が「個人間の繋がり」へ移行した事実を決定づけた。Tambaがこのままの姿で世に出る保証はないものの、動画の巨人が本格的なSNSというレッドオーシャンに再び挑む覚悟を決めた。今後のアプリ更新に、世界のテック業界が固唾を呑んで注視している。
Source:AndroidAuthority

