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ゲーマーにとって耳の痛いニュースが飛び込んできた。
インテルの高コスパGPU「Arc B580」が、早くも生産終了の危機に瀕している。理由は明確。より利益率の高いプロ向け・AI推論用ハードウェアへのリソース集中だ。NVIDIAが「GeForce RTX 5090」のチップをプロ向けに転用したという最近の騒動と、気味が悪いほど酷似した構図が浮かび上がっている。
2024年12月に249ドルという破壊的な価格で市場投入されたArc B580。当時、300ドル以下で手頃な性能が手に入る数少ない選択肢として歓迎された。
しかし今、その姿は市場から消えつつある。米国では330ドル前後まで高騰し、英国では500ポンドをつけるモデルすら存在する異常事態。AIブームが市場を焼け野原にする前から、すでに入手困難な状況に陥っていた。
この供給不足の裏にあるのが、同じ「BMG-G21」シリコンを採用するプロ向けGPU「Arc Pro B50」や「B60」の存在。特にB60は、B580と同じ20基のXeコアを維持したまま、VRAMを2倍の24GBに増量している。一部のメーカーからは48GBの大容量VRAMを搭載したモデルまで登場するほどの熱狂ぶりだ。
生成AIのローカル推論において、VRAM容量はまさに命綱。プロフェッショナルなAI顧客からの需要が殺到すれば、メーカーが利益率の高い製品へシリコンを優先供給するのは企業として必然の判断と言っていい。
著名リーカーのHaze氏が指摘するように、インテルがコンシューマー向けのフラッグシップ展開を見限り、Arc Pro製品群へ舵を切るシナリオは極めて現実的だ。NVIDIAの最上位チップ「GB202」をめぐる騒動と同様、両社とも公式には再配分や生産中止を認めていない。しかし、AI需要が末端のコンシューマー市場を確実に侵食している事実は揺るがない。
AIという巨大な波は、もはやデータセンターだけの話ではない。
私たちの手元に届くはずだった手頃なゲーミングGPUさえも、容赦なく飲み込もうとしている。B580の価格高騰と品不足はすでに現実の数字として表れており、状況は好転しそうにない。今後「コスパの良いGPU」という概念そのものが、市場から完全に消滅する日も近いかもしれない。
Arc B580 might get EoL as Intel shifts priority toward higher margin pro/workstation (Arc Pro B50) AI/inference products that are selling really well 💰 https://t.co/wdDy1B5rf3
— Haze (@Haze2K1) November 2, 2026

