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発売からわずか3日、Valveが早くも動いた。初期レビューで最大の懸念点とされた充電環境の課題を潰しにかかる、迅速な初弾アップデートだ。
9月14日に配信されたSteamOS 0.3.0の最大の目玉は、電源オフ時やスリープ状態における充電速度の引き上げにある。重いVRタイトルを最高設定で動かせば1時間半強でバッテリーが尽きると指摘されていたSteam Frameにとって、充電スピードの改善は実用性を左右する生命線といえる。
手が入ったのは電源周りだけにとどまらない。激しい振動が伴う場面でブレが生じやすかったコントローラーの追従性が引き上げられ、高負荷時の安定性や、通話時のマイクの音途切れも解消された。看板タイトルであるHalf-Life: Alyx向けにもモーションスムージングの改良やダッシュボード表示時の暗転設定が追加されるなど、粗削りだった挙動が着実に整えられている。
さらに注目すべきは、開発者向け動作基準の緩和だ。従来の1440p固定から柔軟な解像度設定が可能になり、VulkanレイヤーやMesaドライバの修正によって動作効率と互換性が底上げされた。OS層からグラフィック基盤まで自前で握るValveだからこそ、この短期間で深い部分まで手を入れられる。
ハードの立ち上げ初期に不具合や仕様の甘さが露呈するのは珍しくない。だが、一般ユーザーの手元に行き渡る前に核心となるボトルネックを即座に塞いできた対応スピードは見事だ。独自のエコシステムを本気で育て上げる気概が、この初手のアプデによく表れている。
Source:Steam

