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「コスパ重視のハイエンド」というPocoの定義が、根底から覆るかもしれない。次期モデルと目される端末に、2億画素カメラが搭載される可能性が浮上した。これまで処理性能に特化し、カメラは二の次とされがちだった「フラッグシップキラー」が、真のフラッグシップへと変貌を遂げようとしている。
著名リーカーであるDigital Chat StationやSmart Pikachuからの情報を総合すると、Xiaomiは現在開発中の「Redmi K100」シリーズにおいて、カメラ性能の大幅な底上げを画策しているようだ。このK100シリーズ、特に最上位モデルとなる「Redmi K100 Pro Max」は、グローバル市場では「Poco F9 Ultra」としてリブランドされる公算が高い。

リークによれば、K100シリーズは無印、Pro、Pro Maxの3機種展開。そのうち最上位のPro Maxにのみ、2億画素センサーが採用されるという。これがメインカメラなのか、あるいは望遠側なのかは現時点で判然としないが、いずれにせよ強烈なインパクトだ。
前モデルにあたるRedmi K90 Pro Max(Poco F8 Ultra相当)は、50MPトリプルカメラにペリスコープ望遠を搭載し、Pocoシリーズの弱点克服を予感させた。今回の2億画素化は、その流れを決定づける一手となる。
市場への影響は計り知れない。これまでPoco Fシリーズといえば、Snapdragonの最新SoCを搭載しながら価格を抑えるため、筐体やカメラコストを削るのが通例だった。しかし、ここ数年のXiaomiはRedmi Kシリーズ(=Poco F上位)を、本家Xiaomiの数字シリーズ(Xiaomi 15/16など)に肉薄するスペックまで引き上げている。
もし次期Snapdragonに加え、2億画素の解像力とクロップズーム性能を手に入れれば、もはや「廉価版」という枠には収まらない。SamsungやPixelのハイエンド機と真っ向勝負できるポテンシャルを秘めることになる。
もちろん、懸念されるのは価格だ。高性能SoCと大容量バッテリー、そこに高画素センサーが加われば、コスト増は避けられない。それでも「Ultra」の名を冠する以上、中途半端な妥協は許されないはずだ。Redmi K100シリーズの中国発表は2026年9月頃と予想されている。
この怪物がPoco F9 Ultraとして世界に放たれる時、スマートフォンの価格破壊が再び起きるのか、あるいは高級機市場の勢力図を塗り替えるのか。モバイル業界にとって、来秋は熱い季節になりそうだ。

