記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
Androidタブレット市場、特に8インチ台のコンパクトカテゴリにおいて「一強」の座に君臨するLenovoのLegion Y700。その次世代モデルの詳細が判明したが、内容はマイナーチェンジの枠を大きく超えたモンスターマシンだった。
Snapdragon 8 Eliteに最大24GBのRAMという、ゲーミングPCに片足を突っ込んだようなスペックで、競合他社を完全に置き去りにしようとしている。
Weiboでの公式発表と著名リーカーDigital Chat Stationの情報を総合すると、新型Y700はゲーマーが長年求めてきた「理想の板」を具現化したものになりそうだ。

まずディスプレイ。8.8インチという絶妙なサイズ感はそのままに、解像度は3,040 x 1,904ピクセル、画素密度は408ppiと極めて精細だ。特筆すべきは165Hzというリフレッシュレート。スマートフォンでさえ120Hzが標準的なハイエンドの基準となる中、この数値はFPSや音ゲーをプレイする層にとって決定的なアドバンテージとなる。輝度も800nitsを確保しており、視認性にも死角はない。
心臓部にはQualcommの最新フラッグシップ、Snapdragon 8 Elite(Gen 5)が採用される見込みだ。これに組み合わされるメモリ仕様が常軌を逸している。最大構成で24GB RAM、ストレージは1TB。数年前のデスクトップPCをも凌駕するリソースを、片手で持てる約360gの筐体に詰め込んだ技術力には舌を巻く。もちろん12GBや16GBのモデルも用意されるようだが、最上位モデルのスペックは完全に「ロマン」の領域だ。
携帯ゲーム機としての要、バッテリー周りも強化された。コンパクトボディに9,000mAhという大容量セルを押し込み、68Wの急速充電に対応する。高負荷なゲームを長時間プレイし、休憩中に短時間でリカバリーするというサイクルが確立できる。
市場を見渡せばiPad mini(第7世代)という強力なライバルが存在するが、あちらは依然として60Hz駆動。ゲーム体験における「滑らかさ」と「操作への追従性」において、Y700は完全に別の次元を目指している。
中国本国では3月の発売が予定されているこの新型機。これだけのスペックを積みながら、Lenovoが価格をどこまでコントロールできるかが次の焦点となる。日本国内においても、高性能な小型Androidタブレットは選択肢が極端に少ない「空白地帯」。グローバル展開、そして国内投入のアナウンスが待ち遠しい。


