怪物級APU「Strix Halo」搭載 AYANEO NEXT 2が沈黙を破り2月8日発表へ

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長らくの沈黙がついに破られた。AYANEOが以前からその存在を匂わせていたハイエンドゲーミングハンドヘルド「AYANEO NEXT 2」の詳細が、2026年2月8日の発表会で明らかになる。

単なる新モデルの追加ではない。モバイルゲーミングの性能限界を押し広げるAMDの「Strix Halo」APUを搭載し、UMPC(超小型PC)という枠組みを再定義しようとする野心作だ。これまでの延期や情報の小出しに焦らされてきたエンスージアストにとって、待望の瞬間が訪れる。

振り返れば、最初のティーザー公開は2025年7月。Indiegogoでのキャンペーン予告から半年以上が経過している。この間、同社の運営方針の変更や製品ロードマップの見直しにより、クラウドファンディング計画そのものが不透明になっていた。しかし今回の発表で、発売が秒読み段階に入ったことは間違いない。

最大のトピックはやはり心臓部のAMD Strix Haloだ。競合であるGPD WIN 5も同プロセッサを採用しているが、AYANEOのアプローチは異なる。GPDがバッテリー交換式などのギミックで攻めるのに対し、NEXT 2は内蔵バッテリーと冷却機構、そして巨大なディスプレイを組み合わせた「オールインワンの完成度」で勝負に出る。

搭載されるディスプレイは、RedMagic Astraと同等とされる165Hz駆動のOLEDパネル。リフレッシュレートの高さもさることながら、有機EL特有の黒の締まりと発色は、AAAタイトルの没入感を別次元へ引き上げるはずだ。

操作系へのこだわりも抜かりがない。もはやハイエンド機の標準装備となったホールエフェクトセンサー採用のジョイスティックに加え、デュアルモードのトリガーロック、幾何学的に配置された背面ボタンを搭載。10本の指をフルに使う操作体系は、複雑なPCゲームのキーバインドを物理コントローラーで消化するために必須の仕様だ。

ただし、無視できないのがそのサイズ感だ。OneXFly ApexやGPD WIN 5と比較しても、NEXT 2の筐体は明らかに一回り大きい。これを「大画面の恩恵」と取るか、「携帯性の欠如」と取るかで評価は二分される。カバンに放り込む携帯機というよりは、場所を選ばずに遊べるラップトップの代替機、という位置付けが正しいのかもしれない。

2月8日のイベントでは、これまで伏せられていた最終的なスペック、そして何より「価格」が明かされる。Strix Haloと高品質OLEDの組み合わせが安価であるはずがない。それでも、この性能をこのフォームファクタで持ち運べるというロマンに、どれだけのユーザーが財布を開くか。市場の反応が楽しみだ。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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