Xiaomiのサブブランドとして、驚異的なコストパフォーマンスでスマートフォン市場を席巻してきた「Poco」。そのPocoから、待望の新型タブレットが登場するかもしれない、という熱い情報が舞い込んできました。
単なる噂話ではありません。今回は、公的な認証機関のデータベースからその存在が明らかになった、信憑性の高いリーク情報です。しかも、その新型タブレットは「セルラー通信」に対応する可能性が極めて高いとのこと。
Wi-Fi環境に縛られない自由なタブレット体験は、多くのユーザーが待ち望んでいたものではないでしょうか。この記事では、今回明らかになった認証情報をもとに、Pocoブランドの新型タブレットがどのようなデバイスになるのか、そのスペックや発売時期、そして我々が最も気になる「日本での発売の可能性」について、深く掘り下げて考察していきます。
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リーク情報から読み解く「Poco 新型タブレット」の姿
今回の情報の震源地となったのは、無線通信機器の情報を管理する「GSMAデータベース」です。ここに、これまで未確認だった3つの新しいモデル番号が登録されているのが発見されました。
- 25128PC17 L
- 25128PC17 G
- 25128PC17 I
一見すると、ただの英数字の羅列にしか見えません。しかし、この末尾のアルファベットが非常に重要な意味を持っています。海外テックメディア「XiaomiTime」の報道によると、これらはそれぞれ異なる市場向けのモデルを示しており、
- L → ラテンアメリカ市場
- G → グローバル市場
- I → インド市場
を対象としている可能性が高いとされています。つまり、これは単一の国や地域に向けた限定モデルではなく、世界規模での展開を視野に入れた製品であることの強力な証拠と言えるでしょう。
このような認証機関の情報は、メーカーが製品を発売する前に必ず通過しなければならないプロセスの一部です。例えば、アメリカにおける連邦通信委員会(FCC)のように、製品が発する電波が他の機器に悪影響を与えないことを証明するためのものであり、その情報は公にアクセス可能な場合が多くあります。だからこそ、今回のリークはゴシップの域を超え、現実味を帯びてくるのです。

最大の魅力は「SIM対応」か?Poco Padが拓く新たな可能性
今回の認証情報で最も注目すべき点は、この新型タブレットが「SIMカードスロット」を搭載し、単体でのセルラー通信に対応する可能性が高い、という事実です。
これにより、自宅やカフェのWi-Fiだけでなく、外出先や移動中でも、スマートフォンと同じようにインターネットに接続できるようになります。動画視聴やオンラインゲームはもちろん、リモートワークやオンライン学習など、タブレットの活用シーンは爆発的に広がるでしょう。
XiaomiTimeは、内部情報などを基に、この新型タブレットの名称が「Poco Pad SE」「Poco Pad 4G」、あるいは「Poco Pad 5G」になるのではないかと推測しています。もし「5G」を冠するモデルが登場すれば、高速・大容量通信を活かした、よりリッチなコンテンツ体験が期待できます。
Pocoブランドの哲学は、常に「ユーザーが必要とする機能に絞り込み、圧倒的な価格で提供すること」にあります。この新型タブレットも、その哲学を受け継ぎ、手頃な価格でセルラー通信の利便性を提供してくれる「価格破壊モデル」となるポテンシャルを秘めているのです。

気になる発売日とスペックは?今後の展開を大胆予測
現時点で、認証情報から読み取れるのは「XiaomiがPocoブランドでセルラー対応の新型タブレットを準備している」という事実までであり、具体的なスペックやデザイン、価格に関する公式な情報はありません。
しかし、Pocoブランドのこれまでの製品ラインナップから、その方向性をある程度予測することは可能です。おそらく、プロセッサーにはミドルレンジクラスのチップセットを採用し、日常使いには十分なパフォーマンスを確保しつつ、価格を抑えてくるでしょう。ディスプレイも、動画視聴や電子書籍の閲覧を快適にするための、比較的大画面で高解像度なものが期待されます。
発売時期については、認証プロセスが最終段階に入っていることを示唆しており、早ければ2025年内に、あるいは2026年初頭に何らかの発表があるかもしれません。
そして、日本のユーザーにとって最大の関心事は、やはり日本市場への投入でしょう。「G(グローバル)」モデルの存在は、日本発売への期待を大きく膨らませてくれます。近年、Xiaomiは日本市場へ積極的にタブレット製品を投入しており、その流れを考えれば、Pocoブランドの新型タブレットがラインナップに加わる可能性は十分にあると考えられます。
