【驚愕】AYANEO Next IIの115Whバッテリーは誰に必要なのか?Ryzen AI Max+ 395搭載で「携帯機の常識」が崩壊する瞬間

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近年、ポータブルゲーミングPC界隈では「性能は上がったけれど、バッテリーが持たない」というジレンマが続いていました。しかし、先日のライブストリームで発表されたAYANEO Next IIは、そんな我々の予測を良い意味で裏切る、いや、破壊するようなスペックを提示してきました。

9インチの大画面に115Whという規格外のバッテリー。これはもはや、モバイル機器の進化というより「持ち運べる発電所」と呼ぶべきかもしれません。今回は、Ryzen AI Max+ 395を搭載し、全てが規格外となった本機の全貌と、それが示唆する未来について掘り下げていきます。

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9.06インチOLEDが魅せる没入感とスペックの暴力

まず目を引くのは、その巨大なディスプレイです。9.06インチのOLED(有機EL)パネルを採用し、解像度は2400×1504。ピーク輝度は1100nitsに達し、屋外でも視認性は抜群でしょう。

特筆すべきはリフレッシュレートの可変性です。60Hzから最大165Hzまで、タイトルやバッテリー残量に合わせて切り替えが可能。さらに5280HzのPWM調光により、長時間のプレイでも目の疲れを軽減する配慮がなされています。「携帯機で165Hzも必要なのか?」という疑問も湧きますが、このオーバースペックこそがロマンであり、所有欲を満たすスパイスになるのです。

心臓部にはAMDの「Ryzen AI Max+ 395」を採用。最大TDPは驚異の85Wです。一般的なハンドヘルドPCが15W〜30W前後で運用されることを考えると、これはデスクトップPCを無理やり小さくしたと言っても過言ではありません。

排熱が心配になりますが、高効率フィンを備えたデュアルファンシステムがその熱をねじ伏せるとのこと。この小さな筐体の中で、どのような熱闘が繰り広げられるのか想像するだけでワクワクします。

常識外れの115Whバッテリーと操作性の追求

今回の発表で最も視聴者をざわつかせたのが、115Whというバッテリー容量です。比較対象として挙げられたLenovo Legion Go S(55.5Wh)の2倍以上、同社の巨大モデルAYANEO Kun(75Wh)と比較しても50%増しです。

ここまでくると「重さはどうなるんだ?」という不安がよぎりますが、逆に言えば、電源のない環境でハイエンドゲームを数時間回せる唯一無二の選択肢になり得ます。まさに「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視し、隙間時間すら最高品質のゲームで埋めたい現代人の欲望を具現化したスペックです。

操作系に関しても抜かりはありません。ドリフト現象(勝手に動く不具合)に強いTMRジョイスティック、フローティング8方向Dパッド、そしてトリガーロック付きのホール効果トリガーを搭載。さらに背面には4つのボタンがあり、カスタマイズ性も確保されています。前面のデュアルタッチパッドは、Windows操作の快適性を劇的に向上させるでしょう。

現時点で価格と発売日は未定ですが、これだけの詰め込み具合を見ると、価格もまた「規格外」になることは想像に難くありません。

ハンドヘルドの定義を書き換える「鈍器」のような存在感

今回のAYANEO Next IIの発表を見て感じたのは、メーカーが「バランス」よりも「限界突破」を選んだという強い意志です。

正直なところ、115Whのバッテリーや85WのTDPは、多くのユーザーにとってはオーバースペックかもしれません。しかし、ガジェット好きの心理として「使い切れないほどの性能」には抗えない魅力があります。

スマホが単なる通信機器から万能デバイスへと変化したように、ハンドヘルドPCもまた、Next IIの登場によって「据え置き機の代用品」から「メインストリーム」へと変化の時を迎えているのかもしれません。

重さや価格という現実的な壁はあるものの、このデバイスは間違いなく2025年のガジェット史に残る「愛すべきモンスター」になるでしょう。詳細な発売日が決まり次第、財布と相談する日々が始まりそうです。

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