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Xiaomiのソフトウェア戦略が、かつてないスピードで進行している。2026年3月というデッドラインを待たずして、次期OS「HyperOS 3」のアップデート対象機種のうち、実に95%への配信が完了したことが判明した。
Android 16ベースへの移行を含むこの大規模な展開は、Xiaomiが掲げるエコシステム統合の最終仕上げに入ったことを意味する。
XiaomiTimeの観測データによれば、当初70機種を対象としていたアップデート計画は、すでに大詰めを迎えている。2025年8月の初動から半年強、怒涛の勢いで配信が進められてきた。驚くべきはフラッグシップだけでなく、ミドルレンジへの浸透速度だ。他社メーカーがOSアップデートの遅延に苦しむ中、Xiaomiはこの膨大なポートフォリオを驚異的なペースで処理している。
残された未配信リストを見ると、その戦略が透けて見える。
- Xiaomi 13T
- Redmi Note 15 Pro 4G
- Redmi 14R
- Redmi 15 4G
- Redmi 15 5G
- Redmi 15C 5G
- Redmi 15C 4G
- Redmi A4
- Redmi Pad Pro
- Redmi Pad 2 Pro
- Poco Pad
これら普及帯の主力機やタブレットが最後まで残ったのは偶然ではない。ユーザー数が膨大であるがゆえに、バグ発生時の影響範囲が広いため、安定性を確保した上での「ラストワンマイル」として慎重に扱われた可能性が高い。
一方で、技術的な関心はすでに次へと移っている。Xiaomiは並行してマイナーアップデート版である「HyperOS 3.1」の開発に着手しており、12機種でベータテストが始まった。
ここで重要なのは、3.0を受け取った全機種が3.1へ進めるわけではないという冷徹な事実だ。ハードウェアのライフサイクルをシビアに見極めるXiaomiらしい判断だが、旧機種ユーザーにとっては気が気でない状況が続くだろう。
期限となる2026年3月まで残りわずか。残る11機種への配信完了は時間の問題だ。OSの分断を解消し、シームレスな体験を全ラインナップで実現できるか。Xiaomiのソフトウェア統治能力が、いま試されている。
Source:XiaomiTime

