Appleが新しいチタン製シャーシのOLEDスクリーン周りで生産上の困難に直面していることは、多くの報道機関が報じていますが、同社は新しいプロセッサーに大きな賭けをしています。
A17チップはProシリーズのみ
それが、今年の大きなニュースであるA17チップです。A17チップは、次期MacのM3チップの基礎としても機能することが期待されています。この新しいチップは、TSMCの最新の3nmプロセスをベースとしています。
新しいA17 Bionicチップは、2023年スマートフォン向けの次世代Apple SoCのパフォーマンスが明らかになったばかりで、すでにGeekBenchでテストされています。このチップは、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxに搭載される予定です。
A16チップから大幅なアップグレード
TSMCの3nmプロセスにより、Appleの次期SoCは電力効率が向上し、全体的なパフォーマンスも向上するはずです。具体的には、A17 Bionicは、GeekBench 6のシングルコアテストで3986ポイントのスコア、マルチコアテストで8841ポイントのスコアを獲得することができました。
これは、前世代のA16 Bionicに比べ、シングルコアテストで約60%、マルチコアテストで約40%のパフォーマンス向上を提供することを意味します。
Macworldの予想では、A17 Bionicが搭載するトランジスタの数は、前世代のA16 Bionicが160億個であるのに対し、200億個を超え240億個に達する可能性があるとされています。
ただし、これらのデータは公式なものではなく、来年9月の発表時にこれらすべてを確認する必要があります。
絶対に失敗できないApple
高度な半導体製造技術には製造コストの上昇も伴いますが、A17チップはAppleにとって重要な賭けであり、同社の製品ラインアップにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。
前の記事でも書きましたが、iPhone 15 Proシリーズの発売が延期して、10月から11月頃に予定されていることから、A17チップの急速な普及が予想されます。
あとがき
正直、高性能カメラだけでなく、A17チップもかなりのオーバースペックですよね。
一体ここまでの性能を、スマホサイズの端末でどこまで活用しきれるのか!?
まるで、田舎道をブガッティで爆走しているようなものですから、普通の方には無用の長物であるのは間違いないのですが、やっぱし見た目はカッコイイし、何より iPhoneっていうブランドだから、どうしても欲しくなっちゃうんですよねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!