速報!注目の高コスパスマホ「CMF Phone 2 Pro」がついにNFCに対応!しかし、日本国内で広く普及しているFeliCaには非対応という情報も…。もしもの場合に備え、CMF Phone 2 ProでSuicaやVISAタッチ決済をスマートに使いこなすための代替手段を徹底解説します!
っという話なんですけど、もしかしたら日本国内版が、FeliCaに対応するかもしれないので、話半分で読んで頂けたら幸いです。



CMF Phone 2 Proユーザー必見!NFC対応でもFeliCaが使えない?
Nothingの低価格サブブランドCMFから登場した「CMF Phone 2 Pro」。その魅力的な価格とスペックで、多くの注目を集めています。特に、前モデルでは搭載されていなかったNFC(Near Field Communication)がついに対応したことは、ユーザーにとって大きな朗報と言えるでしょう。
しかし、ここで気になるのが、日本国内で広く普及している非接触ICカード技術「FeliCa」への対応状況です。もしCMF Phone 2 ProがNFCに対応したものの、FeliCaには非対応だった場合、普段SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、iDやQUICPayなどの電子マネーをFeliCaで利用しているユーザーにとっては、少々不便に感じるかもしれません。
そこで本記事では、CMF Phone 2 Proが万が一FeliCaに対応していなかった場合に、SuicaやVISAクレジットカード(デビットカード含む)を使った決済をスマートに行うための代替手段を解説します。
さらに、これらの代替手段をより深く理解するために、NFCとFeliCaの関係性、そしてNFCのTypeごとの技術的な違いについても詳しく解説します。この記事を読めば、CMF Phone 2 ProでFeliCaが使えなくても、スマートなキャッシュレス生活を送るための知識と具体的な方法がしっかりと身につくはずです。

CMF Phone 2 ProでFeliCaが使えない!?その理由と対策を徹底解説
CMF Phone 2 ProがNFCに対応したとはいえ、FeliCaが利用できるかどうかは、現時点では明確な情報が出ていません。しかし、もしFeliCaが非対応だったとしても、落胆する必要はありません。NFCを活用したGoogle Payでの決済や、物理的なSuicaカードを使った代替手段が存在します。まずは、NFCとFeliCaの関係、そしてNFCのTypeについて詳しく見ていきましょう。
NFC(Near Field Communication)とは?スマホ決済の基礎
NFCとは、近距離無線通信の国際標準規格の一つで、数センチ程度の近い距離にあるデバイス同士をかざすだけで、データの送受信や決済を行うことができる技術です。現在、多くのスマートフォンやICカードに搭載されており、非接触決済やデータ転送など、様々な用途で活用されています。
NFCの大きな特徴は、以下の3つの主要な動作モードを持つことです。
- リーダー/ライターモード (Reader/Writer Mode)
スマートフォンなどのNFC対応デバイスが、NFCタグやICカード(FeliCaを含む)の情報を読み取ったり、書き込んだりするモードです。例えば、NFCタグにかざしてウェブサイトを開いたり、ICカードの残高を確認したりする際に使用されます。 - カードエミュレーションモード (Card Emulation Mode)
スマートフォンなどのNFC対応デバイスが、SuicaやクレジットカードなどのICカードとして振る舞うモードです。これにより、専用のリーダーにかざすだけで、決済や改札通過などが可能になります。Google PayやApple Payなどのモバイル決済サービスはこのモードを利用しています。 - P2Pモード (Peer-to-Peer Mode)
NFC対応デバイス同士が直接通信し、データ(写真、連絡先など)を交換するモードです。Android Beamなどがこのモードを利用していました。
CMF Phone 2 ProがNFCに対応したということは、これらのいずれかのモード、または複数のモードを利用できる可能性が高いと言えます。
2. FeliCa(フェリカ)とは?日本の非接触ICカード技術
FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカード技術で、日本国内で広く普及しています。Suica、PASMO、ICOCAなどの交通系ICカード、Edy、nanaco、WAONなどの電子マネー、さらには社員証や学生証など、様々な用途で利用されています。
FeliCaの特徴は、その高速なデータ処理能力と高いセキュリティ性能です。改札でのスムーズな通過や、店舗での迅速な決済など、短時間での処理が求められる用途に適しています。また、暗号化技術などにより、不正利用のリスクを低減しています。
FeliCaは、NFCの規格の中ではType-Fと呼ばれる種類に分類されます。

3. NFCのType別解説:Type-A/B/F/Vの違い
NFCには、主に以下の4つの異なるTypeが存在し、それぞれ通信方式や用途に特徴があります。
- Type-A
オランダのNXPセミコンダクターズとフランスのインフィニオンテクノロジーズが共同開発した規格です。世界的に広く普及しており、MIFARE(マイフェア)などの非接触ICカードで採用されています。通信速度は比較的速く、セキュリティ性能も高いのが特徴です。 - Type-B
アメリカのモトローラが開発した規格で、主に政府機関や交通機関のIDカードなどに採用されています。Type-Aと同様に通信速度とセキュリティ性能に優れています。日本の運転免許証のICチップもType-Bに準拠しています。 - Type-F
ソニー株式会社が開発したFeliCaの技術をベースとした規格です。日本国内で非常に広く普及しており、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、多くの電子マネーカードで採用されています。高速なデータ処理能力が最大の特徴で、短時間での決済や改札通過に適しています。 - Type-V
韓国のKT Corporationが開発した規格で、主に書籍のタグや家電製品の認証などに利用されています。他のTypeと比較して通信距離が長く、低コストで導入できるのが特徴です。
CMF Phone 2 ProがNFCに対応した場合、Type-A/Bの読み取り・書き込み、そしてカードエミュレーション機能に対応している可能性は高いと考えられます。
しかし、Type-FであるFeliCaに対応するかどうかは、メーカーの戦略や搭載チップによって異なります。もしFeliCaに非対応だった場合でも、Type-A/BのNFC機能を利用した決済方法が存在します。
なので、今回紹介するVISAタッチ決済を利用する場合は、NFC規格のType-A or Bに分類されます。

対処法1:Google PayでVISAタッチ決済を活用する
CMF Phone 2 ProがNFC Type-A/Bに対応していれば、Google Payを利用してVISAのタッチ決済を行うことができます。多くのVISAクレジットカードやデビットカードは、NFC Type-A/Bのタッチ決済に対応しており、対応店舗であれば、スマートフォンを専用のリーダーにかざすだけで支払いが完了します。
Google PayでVISAタッチ決済を設定する方法
- Google Payアプリをインストール
まだインストールしていない場合は、Google PlayストアからGoogle Payアプリをダウンロードしてインストールします。 - 支払い方法を追加
アプリを開き、「お支払い」タブを選択します。「+お支払い方法」をタップし、「クレジット/デビットカード」を選択します。(※登録できるカードはGoogle Pay対応カードに限ります。確認はこちら) - カード情報を登録
カメラでカードをスキャンするか、手動でカード番号、有効期限、セキュリティコードなどの情報を入力します。 - NFCを有効化
スマートフォンの設定アプリを開き、「接続と共有」または「NFC/おサイフケータイ」などの項目からNFC機能を有効にします。 - タッチ決済を利用
対応店舗で支払いを行う際、店員に「VISAタッチで」と伝え、スマートフォンの背面を決済リーダーにかざします。認証が完了すると、支払いが完了します。
注意点
- 利用できるかどうかは、お手持ちのVISAクレジットカードやデビットカードがNFC Type-A/Bのタッチ決済に対応しているかによって異なります。カード発行会社に確認するか、カードにタッチ決済のマーク(波のようなマーク)が付いているかを確認してください。
- 一部の店舗では、Google Payでのタッチ決済に対応していない場合があります。

対処法2:Suicaカード挟み込み決済を試す?(自己責任)
※この方法は、CMF Phone 2 Pro本体やSuicaカードの破損、誤作動を引き起こす可能性があります。あくまで自己責任で行ってください。推奨するものではありません。
もしCMF Phone 2 ProがFeliCaに対応しておらず、どうしてもSuicaを使いたいという場合、非常に特殊な方法として、物理的なSuicaカードをCMF Phone 2 Pro本体と背面カバーの間に挟み込んで決済を行うという、前作Phone 1で使われていた物理過ぎる方法がありました。
今回のPhone 2はまだ実機での確認ができていませんし、前作より薄くなっている分、もしかしたら挟み込む隙間するないのかもしれません。しかし、前作同様に背面カードホルダーのアタッチメントも存在しているので、普通にカードをそちらに差し込んで運用すれば良いだけなので…
追記:CMF Phone 2 Proの海外動画で調べていたところ、中には背面カバーを外せていた人もいましたが、固くて外せていない人もいました。今回も一応背面パネル交換できると、各情報サイトでは書かれていますが、どうなんでしょうね。一応、今回からユニバーサルカバーという背面にそのまま取り付けるカバーがオプションで販売されるようです。

対処法3:FeliCa対応スマートウォッチでCMF Phone 2 Proの弱点をカバー!
CMF Phone 2 Proが万が一FeliCaに対応していなかったとしても、FeliCa対応のスマートウォッチを組み合わせることで、Suicaやその他のFeliCaサービスを便利に利用することができます。ここでは、そのためのスマートウォッチの選び方と設定方法について詳しく見ていきましょう。
1. FeliCa対応スマートウォッチの選び方
FeliCaに対応したスマートウォッチは、いくつかの主要メーカーから販売されています。それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルや利用したいサービスに合わせて最適なモデルを選びましょう。
- Google Pixel Watch
Suica、iD、QUICPayに対応しています。Wear OSを搭載しており、Androidスマートフォンとの親和性が高く、Google Payとの連携もスムーズです。 - Samsung Galaxy Watch (特定のシリーズ以降)
近年のGalaxy Watchシリーズ(Galaxy Watch 6以降など)は、Suica、iD、QUICPayに対応しています。Androidスマートフォンとの連携に優れており、健康管理機能なども充実しています。 - Garmin (特定のモデル)
一部のGarmin製スマートウォッチはSuicaに対応しています。スポーツやアウトドアアクティビティに特化したモデルが多く、バッテリー持ちが良いのが特徴です。 - Fitbit (特定のモデル)
一部のFitbit製スマートウォッチもSuicaに対応しています。健康管理機能に強く、睡眠トラッキングなども詳細に記録できます。 - Sony wena(生産終了)
バンド部分にFeliCaチップを搭載したユニークなスマートウォッチです。様々なヘッドと組み合わせることができ、デザインの自由度が高いのが特徴です。Suica、楽天Edy、iD、QUICPayに対応しています。
ポイント
- 利用したいFeliCaサービス(Suica、PASMO、iD、QUICPayなど)に対応しているかを確認しましょう。
- CMF Phone 2 Proとの互換性(連携機能、通知機能など)も考慮しましょう。
- バッテリー持続時間、デザイン、その他の機能(健康管理、防水性能など)も自分のニーズに合わせて選びましょう。

2. スマートウォッチとCMF Phone 2 Proの連携:基本的な設定
FeliCa対応スマートウォッチを利用するには、まずCMF Phone 2 ProとスマートウォッチをBluetoothでペアリングする必要があります。
- スマートウォッチの初期設定
スマートウォッチの電源を入れ、取扱説明書に従って初期設定を行います。言語設定やWi-Fi接続、アカウント連携などが必要になる場合があります。 - ペアリングアプリのインストール
スマートウォッチのメーカーが提供している専用の連携アプリ(例: Galaxy Wearable、Pixel Watchアプリなど)をCMF Phone 2 Proにインストールします。 - Bluetoothの有効化
CMF Phone 2 Proとスマートウォッチの両方でBluetoothを有効にします。 - ペアリングの実行
スマートフォンの連携アプリを開き、指示に従ってスマートウォッチとのペアリングを行います。通常、アプリが近くのデバイスを検索し、リストから自分のスマートウォッチを選択して接続します。 - 連携機能の設定
ペアリングが完了したら、通知の同期やその他の連携機能をアプリ内で設定します。これにより、CMF Phone 2 Proへの着信や通知をスマートウォッチで確認できるようになります。

3. スマートウォッチへのFeliCa(Suicaなど)設定方法
スマートウォッチでSuicaなどのFeliCaサービスを利用するには、各サービスのアプリやGoogleウォレットなどを通じて設定を行う必要があります。ここでは、一般的な設定方法を解説します。
Suicaの場合(例:Google Pixel Watch、Galaxy Watchなど):
- Googleウォレットアプリをスマートウォッチにインストール(または連携)。
- スマートフォン側のGoogleウォレットアプリでSuicaを設定します。 「ウォレットに追加」から「Suica」を選択し、画面の指示に従ってSuicaを発行または連携します(クレジットカードやGoogle Pay残高からのチャージ設定も可能です)。
- 設定が完了すると、スマートウォッチ側のGoogleウォレットにもSuicaが追加されます。
- 決済時には、スマートウォッチの画面を起動し、NFCリーダーにかざします。 事前にスマートウォッチの画面ロック設定が必要な場合があります。
注意点
- スマートウォッチの種類や、利用するFeliCaサービスによって設定方法が異なる場合があります。各サービスの公式サイトやアプリ内のヘルプなどを参照してください。
- 一部のスマートウォッチでは、ペアリングしたスマートフォンを経由して設定を行う場合があります。
- スマートウォッチでFeliCa決済を利用するには、NFC機能が有効になっている必要があります。

まとめ
今回の話は、CMF Phone 2 ProがFeliCa非対応だった場合を想定しています。もしかしたら、日本版は対応してくれるかもしれませんが。ただ、今後NFCはあってもFeliCaがない機種が増える可能性も否定できません。
なぜなら、FeliCaの世界シェアは非常に小さく、主に日本と香港の一部で使われているだけで、世界的にはNFC Type-A/Bが主流だからです。FeliCaが完全になくなることはないにしても、海外メーカーがわざわざ日本向けにFeliCaを搭載してくれるとは限りません。
まずは、CMF Phone 2 Proの日本版がFeliCaに対応してくれることを願うばかりです。
