iPad mini 7 はA17 Proのハイスペックに対して、まさかの20W充電のジレンマ【2024年最新情報】

Appleが満を持して発表した新型iPad mini 7。そのコンパクトなボディにA17 Proチップを搭載し、処理性能は大幅に向上。しかし、充電速度は20Wに制限されたまま。この進化と制約の狭間で、iPad mini 7は真価を発揮できるのか?その気になる部分を、ちょっとばかり掘り下げて行きたいと思います。

iPad mini A17 Proの20W充電制約の理由とは

1. A17 Proチップの実力

iPad mini 7の心臓部には、最新のA17 Proチップが搭載されています。このチップは、前世代のA15 Bionicから飛躍的な性能向上を実現し、あらゆるタスクを軽快にこなすことができます。特に、Apple IntelligenceによるAI機能の強化は特筆すべき点。アシスタント機能の精度向上はもちろん、画像編集やコンテンツ生成においても、その威力を発揮します。

実際に、CPU性能は約20%、GPU性能は約30%向上しています。また、ゲーム性能も大幅に向上しており、”バイオハザード 2 リメイク”のようなメジャータイトルも快適にプレイすることが可能。まさに、手のひらサイズのゲーミングマシンと言えるでしょう。

2. 20W充電の制約と現実

高性能なA17 Proチップを搭載しながらも、iPad mini 7の充電速度は20Wに制限されています。これは、前世代のiPad mini 6から据え置きとなっており、最新の高速充電技術を採用するAndroidタブレットと比較すると、見劣りする部分と言わざるを得ません。

3C認証の情報によれば、iPad mini 7のバッテリー容量は変わっていないと推測されます。満充電まで約2時間かかるという点は、ヘビーユーザーにとっては少々不満が残るかもしれません。

一方で、Appleが純正の充電器を同梱しなくなったことで、ユーザーは自身に最適な充電器を選択できるようになりました。Ankerの30W GaN充電器など、高性能かつコンパクトなサードパーティ製充電器を利用することで、充電時間の短縮を図ることも可能です。

3. デザインとコンパクトさと美しさの両立

iPad mini 7は、前世代のデザインを踏襲し、コンパクトで洗練された外観を維持しています。8.3インチのLiquid Retinaディスプレイは、鮮やかで美しい色彩表現を実現。動画視聴や電子書籍の閲覧にも最適です。

ベゼルは若干太めですが、片手で持ちやすいサイズ感を実現するために必要な要素と言えるでしょう。また、Apple Pencil Proとの互換性も維持されており、クリエイティブな作業にも活用できます。

4. カメラ性能はSmart HDR 4による進化

カメラ性能についても、Smart HDR 3からSmart HDR 4へのアップデートが行われ、より自然で精細な写真撮影が可能になりました。ただし、カメラモジュール自体は前世代と変わらないため、劇的な進化とまでは言えません。それでも、日常的なスナップ写真やビデオ通話には十分な性能を備えています。

5. バッテリー駆動時間:据え置きも進化の証?

バッテリー駆動時間は、前世代と同様に最大10時間とされています。A17 Proチップの省電力性能向上により、実際の使用時間にも期待が持てます。ヘビーユーザーでなければ、1日の使用に十分耐えうるバッテリー性能と言えるでしょう。まぁ、問題無い範囲の時間と思えますが、三年前の機種と全く同じというのは少し残念ではあります。

6. 高性能と価格のバランス

iPad mini 7の価格は、前世代と比較してなぜか安くなっています。本当にここだけは救われた感じのする部分ですね。なので、17 Proチップの搭載やApple Intelligenceの導入など、性能面での進化を考慮すれば、妥当な価格設定と言えますね。前作から購入を検討していた人には、願ってもない価格になっています。

7. まとめ

iPad mini 7は、A17 Proチップによる圧倒的な処理性能と、コンパクトで洗練されたデザインを両立した魅力的なタブレットです。一方で、20W充電の制限やカメラ性能の据え置きなど、進化が期待された部分にも課題が残ります。

しかし、今どき20W充電ってどうなの?という話については、私自身は賛成派です。

毎日休む暇なくヘビーに活用する人には、非常に困る話なのかもしれませんが、バッテリーを長持ちさせるという面に置いては、低出力充電は非常に有効です。

なぜなら、iPad miniの次回作は、確実に2年以上であり、下手をしたら今回のように3年近く待たされる可能性があります。そして、その間にバッテリーが弱っていくのは姿は、火を見るより明らかであり容易に想像ができます。

そう考えるとこの仕様は、できるだけバッテリーをいたわりながら、長期運用していく事を想定されての、20W充電なのではないでしょうか

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