10月23日に鳴り物入りで発売されたApple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」。しかし、その熱狂に冷や水を浴びせる事態が起きている。364,800円という超高額端末でありながら、手元に届いてからわずか数時間で内部ディスプレイにひびが入ったという報告が相次ぐ異常事
問題の核心は、その脆さ。
オーストラリアのユーザーは、使用開始からわずか約6時間、開閉回数にして20回未満でヒンジ付近に異変を感じたと報告。パキッという不吉な音とともに、折り目部分に致命的な損傷が生じたという。現在、ネット上には画面に明るい水平線が入った痛々しい写真が次々と投稿されている状態。
iPhone Duoは、7.6インチの折りたたみ有機ELと5.4インチの外部ディスプレイを搭載。
Appleはこれまで、競合他社が新技術でつまずくのを横目に技術が成熟するのを待つ「後出しジャンケン」の必勝パターンを築いてきた。公式でも精密なヒンジと多層構造による高い耐久性をアピールしていただけに、今回の初期不良報告が業界に与えた衝撃は大きい。

現時点ではApple Storeで迅速な本体交換が行われているものの、構造的な欠陥なのか初期ロット特有の製造ミスなのかは判然としない。先行するSamsungのGalaxy Z Foldシリーズが初代モデルで直面した「耐久性の壁」に、最後発のAppleもまた苦しめられている構図。
鳴り物入りで登場した革新的なデバイスが直面した、予期せぬ試練。
ごく一部の不具合であることを祈りたいが、最高価のiPhoneに飛びついたアーリーアダプターたちに不安の種を植え付けたのは事実。Appleがこの事態をどう収束させ、次期生産分でサイレント修正を施すのか。今後の対応次第では、折りたたみスマホ市場全体の成長シナリオにも影響を及ぼすことになる。
Source:MacRumors

