
スマートホーム市場に、これまでにない強力なタッグが誕生しようとしています。
Appleが開発中の次期ホームハブにおいて、LGと共同開発を進めている事実が、流出した画像やFCC(米連邦通信委員会)への申請書類から明らかになりました。
ハードウェアの雄であるLGが製造と販売を担い、Appleがソフトウェアや開発面を支援する。この動きは、停滞気味だったスマートホーム業界に大きな波紋を呼ぶはずです。
今回リークされたのは、スマートロック、サーモスタット、そして温度センサーの3種類。
特に目を引くのが、スマートデッドボルトロック。洗練されたデザインもさることながら、その解錠アプローチが非常に現代的です。
Bluetoothでの認証に加え、UWB(超広帯域無線)を用いて位置をピンポイントで特定し、スムーズな自動解錠を実現。NFCや暗証番号にも対応し、非常用のメカニカルキーまで備える手堅い設計。日々の利便性とセキュリティのバランスが、絶妙に保たれています。
Here’s your first look at home accessories Apple has co-developed with LG. 🧵 1. LG Smart Deadbolt Lock • The keypad rotates to open. You can use the included swivel pin to limit the rotation on one side so it doesn’t touch a wall. • Settings for Touchpad Light Ring, Door Left Audio Alarm, and Lock Sound Volume. • Supports automatic unlocking, tap to unlock, emergency power and master codes. • Fits 2.375 in (60.3 mm) and 2.75 in (69.9 mm) brackets. • Comes with 2 mechanical keys.
— pdfu (@itspdfu) October 7, 2026
円形ディスプレイを採用したスマートサーモスタットも見逃せません。
注目すべきは、60GHzレーダーの内蔵。おそらく室内にいる人の動きや距離を検知し、空調を自動で最適化する仕組みでしょう。Wi-FiやBluetoothはもちろん、スマートホームの共通規格であるMatterやThreadにもしっかり準拠。メーカーの垣根を越えて機器同士を繋ぐ、ホームネットワークの要としての役割が期待されます。
さらに、家中の環境を細かく把握するための小型な温度・湿度センサーも登場。
背面のマグネットで手軽に設置でき、ボタン電池駆動のため配線の煩わしさがありません。
これらの展開から見えてくるのは、Appleの巧みな戦略転換。
これまで自社製品での囲い込みが強かったAppleですが、今回はLGという強力なパートナーのブランドを前面に押し出す形に。競合であるGoogleのNestシリーズやAmazonのエコシステムに対し、LGの製造力とAppleの優れたユーザー体験を掛け合わせる。スマートホーム市場の覇権を一気に握ろうとする、かなり野心的なアプローチです。
Appleは10月13日に、次期ホームハブや新しいApple TV 4Kなどを発表すると噂されています。
今回流出したLG製のアクセサリー類は発売が少し先になるとの見方が強いものの、このタッグが勢力図を大きく塗り替える日はそう遠くありません。
Source:MacRumors


