6月の発表から長らく沈黙を保っていた8BitDoの次世代アーケードコントローラー「Arcade Controller Pro」が、いよいよ10月に予約受付を開始する。
すでに中国市場では先行販売が開始されており、グローバルでの展開時期を巡って憶測が飛び交っていた。満を持して公式サイトに販売情報が追加された形だが、具体的な予約開始日は明記されておらず、グローバル版の正式な発売日や価格も未定のままだ。
新型Proモデル最大のトピックは、本体のみで詳細なカスタマイズを完結できる1.47インチディスプレイの搭載にある。従来機ではPCソフトや専用スマホアプリを経由する必要があったボタンマッピング等の設定変更が、コントローラー単体で即座に行える。大会の現場や遠征先での急なトラブルシューティングにおいて、この独立性は極めて強力な武器になる。
デザイン面でも大きなメスが入った。マグネット式のリストレストを新たに採用しつつ、全体をよりコンパクトに再設計。カラーバリエーションはホワイトとNエディションの2色が用意され、無駄のない洗練された仕上がりを見せている。
気になる価格帯だが、先行販売中の中国市場では699人民元(約16,000円)に設定されている。2025年発売の従来モデル(12,680 税込 )少しだけ価格は上昇しているが、機能の進化を考えれば非常に戦略的な値付けだ。


現在の格闘ゲームシーンは、ストリートファイター6の世界的ヒットと共に激動の時代を迎えている。モダン操作の普及によるプレイスタイルの変化や、レバーレスコントローラーへの急速な移行。それに伴い、パンクワークショップ等の独自スイッチや、三和電子、HORI製ボタンなど、プレイヤーがデバイスに求めるカスタマイズ性や入力精度はかつてなく高い。
GameSirが8Kポーリングレート対応のレバーレス「Delta-X7 hitbox」を中国で数ヶ月前から展開しつつも世界発売に至っていないように、中華系デバイスメーカーの技術競争とグローバル供給体制には課題も残る。8BitDoの新型が市場で存在感を示すには、ディスプレイの利便性だけでなく、シビアな入力遅延やボタンの換装性といったコアゲーマーの要求にどこまで応えられるかが勝負の分かれ目となる。
ちなみに10月中に予約が始まったとしても、過去のリリース傾向を踏まえれば実際の製品到着は11月以降にずれ込む公算が大きい。手元で全てを制御できる次世代機が、プレイヤーの対戦環境をどうアップデートしてくれるのか。続報を待ちたい。
個人的には初めてのレバーレスであれば、HORをオススメしたい。ボタンも浅めで静音設計なので、深夜にガチャッガチャしても迷惑にはなりくく、操作性もバッチリだ。
Source:8BitDo


