11月5日の発売が迫るNintendo Switch 2向け『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイク版。その新たなゲームプレイ映像が、オランダなど一部海外の任天堂公式チャンネルで突如公開された。
9月のニンテンドーダイレクト以降、具体的な新情報が途絶えていた本作だが、ここにきて未公開シーンを含む予約プロモーションが本格的に動き出している。なぜ今になって地域限定的なアプローチが取られたのか、そこに緻密な情報コントロールが見え隠れする。
新たに公開された20秒間のトレーラーには、ファンを熱狂させるカットが詰め込まれている。デクの樹の前での佇まいから始まり、マスターソードを構えるリンク、そして迫り来る溶岩竜ボルバジアとの死闘。
最大の注目ポイントは終盤の数秒間。これまで見られなかった、愛馬エポナが後ろ足で高らかに立ち上がるシーンや、時の台座へ剣を戻す象徴的なカットが追加されていたのだ。
映像を締めくくる「勇気を振り絞って、現代に蘇る冒険へ出発しよう」というメッセージ。これは1998年のN64版当時の宣伝手法を強烈に意識したものに他ならない。シリーズ最高傑作とも称される「時オカ」を、次世代機Switch 2の牽引役としてアピールする任天堂の狙いが透けて見える。
ここで興味深いのは、地域による情報発信の不均一さだ。
日本のファン向けには、SNSを通じてコキリの森やゴロンシティといったロケーション映像が定期的に小出しにされてきた。その一方で、海外の公式チャンネルにはダイナミックな新規映像をピンポイントで投下。あえて国ごとに情報の出し方を変えることで、SNSを通じた世界規模での情報共有と、ユーザー同士の考察の連鎖を意図的に引き起こしている可能性が高い。
ガノンドロフなど、物語の核心に迫る重要キャラクターの姿は依然としてベールに包まれたまま。すべてを語らず謎を残す現在のプロモーションは、むしろファンの渇望感を極限まで煽っている状態だ。
11月5日の発売日へ向け、さらなる衝撃をもたらすローンチトレーラーの公開は避けられないだろう。伝説の復活が次世代機の船出をどう彩るのか、いよいよ目が離せなくなってきた。

