ミッドレンジ市場の競争軸をカメラ体験へと一気に引き戻す一台が登場した。Vivoが中国で発表した「Vivo S50t Vitality Edition」は、約440ドルという手頃なプロモーション価格を維持しつつ、上位フラッグシップに匹敵する3倍光学ペリスコープ望遠レンズを搭載した意欲作だ。
心臓部にはSnapdragon 8s Gen 3を採用。型落ちとはいえ、普段使いから重量級ゲームまで難なくこなす処理性能を担保している。標準モデルが採用する高速なLPDDR5Xメモリや最大16GB構成に対し、本機はLPDDR5メモリで最大12GB・ストレージは最大512GB(UFS 3.1)に抑えるなど、実用上問題のない部分で巧みなコストカットが図られた。
画面には2,750×1,260ピクセルの高精細な6.59インチAMOLEDパネルを搭載し、120Hz駆動の滑らかな描写を実現。視覚体験に妥協はない。
最大の武器となるカメラは、5000万画素のメインに加えて同解像度の3倍光学ペリスコープ望遠、800万画素の超広角という構成だ。フロントにも5000万画素センサーを奢り、ポートレートや自撮り需要を完璧に射程へ収めている。この価格帯でペリスコープ構造の光学ズームを組み込んできた点は、競合に対する強烈なアドバンテージと言える。
バッテリーも6,500mAhと極めて大容量で、90Wの急速有線充電に対応。ワイヤレス充電こそ非対応だが、スタミナ重視のライトからヘビー層まで不満の出にくい仕様に仕上がっている。
削るべきところを合理的に見極め、望遠カメラとバッテリーという分かりやすい価値にリソースを集中させた本機。まずは中国市場での展開となるが、ハイコスパなカメラ特化機としてグローバル展開への期待も高まる。
Source:Vivo

