フィーチャーフォンの雄であるHMDが、ガラケーの皮を被った本格的なスマートフォンへと舵を切る。
これまでKaiOS搭載のフィーチャーフォンを中心に展開してきた同社の折りたたみ端末だが、リーク情報によれば、次期モデル「HMD 2760 Flip 4G」にはAndroid 13 Goをベースとした「Icon OS 13」が採用される見通しだ。
リーカーのsmashx_60氏が明かしたスペックシートからは、2022年の名機「Nokia 2760 Flip」のデザイン資産を受け継ぎつつ、中身を根本から刷新した姿が浮かび上がる。
HMD 2760 Flip 4G
— HMD_MEME'S (@smashx_60) August 16, 2026
– LCD 2.8" main & 1.77" outer
– 5MP AF w LED / VGA w LED
– Icon OS 13 (based on Android 13Go)
– Unisoc T310 1.8GHz
– 2/32GB + 128GB microSD
– 2500mAh, USB-C
– WiFi & Hotspot, Bluetooth, Touch pad, 3.5mm., Snake, GMS, Play Store, SOS Key etc.
Black, Cyan, Pink pic.twitter.com/1eE25S7PAa
2.8インチのメイン画面に1.77インチのカバーディスプレイ、500万画素のオートフォーカスカメラという基本骨格は前作譲り。しかし心臓部にはUnisoc T310プロセッサを据え、2GBのメモリと32GBのストレージを確保した。最大128GBのmicroSDカード対応や2,500mAhバッテリー、USB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャックなど、実用面でのツボもしっかり押さえている。
注目すべきは、Googleモバイルサービス(GMS)とGoogle Playストアの公式サポートだ。
従来のフィーチャーフォン向けOSでは利用できるアプリが極端に制限されていたが、Playストアへのアクセスが解放されることで、メッセージアプリや決済ツールの導入といった実用性が劇的に向上する。
画面上のポインタ操作を担うタッチパッドやWi-Fiテザリング機能、SOSキーの搭載も含め、いわゆる「ガラホ」の枠を超えたサブ機としての完成度が期待できる。
ハイエンド志向の縦折り型フォルダブル市場が10万円超の高価格帯で膠着する中、あえて物理キーボードと簡素な折りたたみ機構に回帰し、Androidのエコシステムを載せるアプローチは極めて合理的だ。
デジタルデトックスを求める若年層や、現場作業用のタフな通話端末を求める層に対し、絶妙な価格破壊を起こす可能性を秘めている。
カラーバリエーションはブラック、シアン、ピンクの3色。価格や発売時期の公式発表を注視したい。


