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今年の次世代Apple Watchは外観ではなく、内部の構造改革こそが本質だ。ブルームバーグが報じた最新情報により、Apple Watch Series 12とUltra 4の全体像、そして長年期待されてきた血糖値測定機能のリアルなタイムラインが見えてきた。
今回のモデルチェンジにおいて、外観デザインの大幅改修は見送られる見込みだ。一時期噂されたUltraの大型リデザインも打ち消され、Appleの狙いは内部スペックの底上げへと舵を切った。最大の注目点は、Series 9以来となる完全新設計のSystem in Package(SiP)搭載である。停滞気味だった処理能力の向上に加え、悲願である「1日以上のバッテリー駆動」が標準モデルで実現するかどうかに視線が集まる。
ヘルスケア領域における真のゲームチェンジャー、針を一切使わない非侵襲型血糖値測定機能。10年以上にわたり開発が続くこの最重要技術も、いよいよ市場投入の現実的なラインが見え始めた。ただし、手放しでの早期搭載を期待するのはまだ早い。実用化の時期は早くて来年、あるいは2029年頃までずれ込む可能性が残されている。
競合するGalaxy Watchをはじめとする陣営がヘルスケア機能の拡充で猛追する中、Appleが超えるべきは精度の壁だ。医療機器レベルの厳密な数値を叩き出すのか、あるいは高血圧検知のように「高すぎる・低すぎる」といった異常のアラート通知にとどめるのか。この初期アプローチの違いが、実用化のスピードを大きく左右する。
次世代モデルは劇的な変化こそ控えめだが、新チップの導入が今後の新機能を受け止める頑丈な土台となる。来年以降に控える新デザインや省電力HMO-OLEDディスプレイ、そして悲願の血糖値測定へ向けた、確かな足固めの1台と位置付けられる。
Source:Bloomberg


