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耳を塞がないオープンイヤー市場が活況を呈するなか、オーディオの巨人Boseがかつて撤退したジャンルへ再び攻勢をかける。2021年に登場し静かに姿を消した「Sport Open Earbuds」が、完全新設計のクリップオン型として甦る見通しだ。日常使いやファッション性を前面に押し出した上位機「Ultra Open Earbuds」に対し、激しいワークアウトに耐えうる実用派を、より手の届きやすい価格帯で投入する構えを見せている。
著名リーカーのローランド・クアント氏が明かした情報によると、2026年モデルとなる新型は、初代の耳掛けフック型を完全に刷新。耳たぶを挟み込むクリップオン形状を採用しつつ、柔軟な素材を用いたカフ構造へと生まれ変わる。上位モデルに見られる硬質な金属調デザインとは一線を画し、肌当たりが柔らかく、汗をかくアクティビティでもズレにくい装着性を狙った格好だ。
機能面でも現代のスポーツイヤホンに求められる要素を着実に押さえてきた。防塵防水性能はIP54を確保し、屋外ランニング中の急な雨や砂埃にも耐えうるタフネス仕様。通話音声を明瞭に届けるSpeechClarity技術をはじめ、スマホとPCをシームレスに行き来できるマルチポイント接続、Android端末と瞬時にペアリングできるGoogle Fast Pairにも抜かりなく対応する。

連続再生時間は単体で最大7時間。周囲の環境音に合わせて音量を自動最適化する機能を有効にすると約4時間まで短縮されるものの、充電ケースがワイヤレス充電をサポートするため、日常の充電ストレスは大幅に抑えられるはずだ。外観はブラック、グリーン、グレー、ベージュなど、スポーティなツートンカラーが用意されるという。
この動きが示唆するのは、Boseによるオープンイヤー市場の「上下挟み撃ち」戦略だ。先行するUltra Open Earbudsは高い音質とデザイン性でプレミアム層を開拓した一方、スポーツ用途としては価格の高さや装着感の硬さがハードルになっていた。今回の新型がよりリーズナブルな設定で登場すれば、ShokzやAnkerが牽引するスポーツ向け開放型市場の勢力図を大きく塗り替える可能性がある。
正式発表の時期や価格はまだ伏せられているが、耳掛けの煩わしさを解消したカフ型スポーツモデルの投入は、日々のトレーニング環境を一段引き上げてくれそうだ。
Source:Winfuture

