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ロンドン発のテックブランド、Nothingがまたやってくれた。3月5日に開催予定のイベントを目前に控え、次期ミッドレンジモデル「Nothing Phone (4a)」および上位版「Phone (4a) Pro」の詳細がほぼ丸裸にされている。
今回のリーク元は、これまで数々の製品情報を正確に言い当ててきたBillbil-kun氏。情報の信憑性は極めて高い。注目はなんといっても「a」シリーズ初となるProモデルの投入と、それに伴う価格設定だ。ミッドレンジ市場の勢力図を塗り替える可能性を秘めたこの2機種、その中身を紐解いていく。
まず驚かされるのは、Nothingがミッドレンジ帯で「Pro」を展開するという戦略転換だ。標準モデルのPhone (4a)は6.78インチの1.5K AMOLEDディスプレイを搭載し、30Hzから120Hzの可変リフレッシュレートに対応。カメラは50MPトリプル構成で、最大70倍ズームを謳う。
これだけでも十分なスペックだが、Proモデルはさらにその上を行く。6.83インチの大型パネルは144Hz駆動、カメラにはソニー製50MPセンサーを採用し、光学式手ぶれ補正に加え、なんと140倍ズームを実現するという。一体型アルミフレームによる放熱性の向上も見逃せない。背面のGlyphインターフェースも、Pro版ではマトリックスディスプレイ仕様となり、デザインと機能の両面で明確な差別化が図られている。
🚨 BREAKING 🚨
— billbil-kun (@billbil_kun) February 17, 2026
Nothing’s next mid‑range phones should arrive with higher prices
📱 Phone (4a)
📱 Phone (4a) Pro
Get a full overview at what’s expected:
💶 Pricing across EU for all variants
🗒️ Specs preview
🎨 New color options
📅 Release date(s)https://t.co/oycFNoQUbU
気になる価格だが、欧州市場でのリーク価格はPhone (4a)が389ユーロから、Proモデルが479ユーロからとなる見込み。前モデルと比較してPhone (4a)は約50ユーロ、Pro相当のスペックアップ分を含めれば最大90ユーロほどの値上げとなる。
円安の影響を受ける日本市場においては、直換算でも6万円台、8万円台となり、決して「格安」とは言えなくなるかもしれない。
しかし、昨今のハイエンド機が20万円に迫る中、このスペックでこの価格帯に収まるのであれば、GoogleのPixel aシリーズやSamsungのGalaxy Aシリーズにとって強力なライバルとなるはずだ。特にデザインに飽き足らない層にとって、Nothingの個性は唯一無二の価値を持つ。
発売日は標準モデルが2026年3月12日、Proモデルが3月26日と予想されている。
ストレージ構成はPhone (4a)が256GBのみという潔い仕様に対し、Proは128GBも用意されるというねじれ現象も興味深い。RAM容量やカラーバリエーションも含め、ユーザーは悩ましい選択を迫られることになる。
「Nothingらしさ」を維持しつつ、スペック競争でも一歩も引かない姿勢を見せる今回のラインナップ。値上げは避けられないトレンドだが、それを補って余りある体験価値を提供できるか。3月5日の正式発表で、Carl Pei氏がどのような言葉でこの自信作を語るのか、期待が高まる。

