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「BlackBerryの再来」を待ち望むユーザーにとって、これほど食指が動く端末もそうはないはずだ。Unihertzが沈黙を破り、MWC 2026での正式発表を前に「Titan 2 Elite」の新たなビジュアルと機能を公開した。
iPhoneに物理キーボードを追加するアクセサリー「Clicks」が一部で話題を呼んだが、こちらは最初から「それ」が一体化した完成形。市場のトレンドに逆行するかのようなこのデバイスが、なぜ今、我々の目を引くのか。
先日公開された画像から読み取れる最大の特徴は、ブラックとオレンジを基調とした大胆なカラーリングだ。ビジネスライクで堅実一辺倒だったかつてのQWERTY端末とは異なり、どこか遊び心とタフネスさを感じさせる。
背面にはデュアルカメラを搭載。詳細な画素数やセンサーサイズは3月のバルセロナまでお預けだが、記録用として割り切られがちだったこの手の端末において、カメラ性能の底上げが図られているとすれば朗報だ。
特筆すべきは、物理キーボード表面をなぞって操作する「カーソルアシスタント」機能の搭載だ。これは前モデルTitan 2や往年のBlackBerry端末にも見られた機能だが、縦長化が進む現代のスマホアプリにおいて、画面を指で隠さずにスクロールできるメリットは計り知れない。
InstagramやTikTokといったタイムライン型のSNSを流し見する際、物理キーの触感と共にコンテンツを消費できる体験は、タッチパネルのみの操作とは一線を画す快適さを提供するはずだ。
Unihertzはこれまで、ニッチな需要を的確に捉え、製品化するスピード感でファンを獲得してきた。今回のTitan 2 Eliteも、単なる懐古趣味ではなく、現代のアプリ環境に最適化した「入力特化型デバイス」として仕上げてくるだろう。現行のTitan 2が約420ドルという戦略的な価格設定であったことを踏まえると、Eliteの名を冠した本作がどの価格帯に着地するかが普及の鍵を握る。
すべての技術仕様と価格が明らかになるMWC 2026まであと数週間。ガラスの板ばかりが並ぶスマートフォン市場に、Unihertzが投じるこの「異物」がどれほどの衝撃を与えるのか。ガジェット好きの春は、もう少し先にある。
Source:Unihertz

