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2月25日の正式発表を目前に控え、Galaxy S26シリーズを巡る価格情報が激しく錯綜している。ファンを翻弄する情報の渦を読み解けば、我々が手にする次世代機の「入り口」は、これまで以上に高くなるのが現実だ。
今回の戦略における最大の転換点は、128GBモデルの完全な消滅にある。
欧州の小売データによれば、ベースモデルの最低容量が256GBへ強制的に引き上げられる。これにより、見た目上の開始価格は前モデル比で100ユーロから200ユーロほど上昇する見込みだ。
チップセットやメモリの調達コスト高騰を「スペックアップ」という大義名分で包み隠す。サムスンが選んだのは、実質的な値上げを伴うラインナップの底上げという狡猾な手法だ。
一方で、最上位のGalaxy S26 Ultraには驚きのシナリオが浮上している。一部の業界関係者は、Ultraの256GBモデルが現行よりむしろ安価に設定される可能性を指摘。これはiPhoneという強力なライバルを前に、プレミアム層のシェアだけは死守せねばならないという、サムスンの悲壮な覚悟の表れに他ならない。
技術面ではSnapdragon 8 Elite Gen 5の採用や、省電力性に長けたM14 OLEDパネルの搭載など、コスト増の要因は枚挙にいとまがない。それらを標準モデルの「底上げ」で回収し、Ultraの価格を据え置くことでフラッグシップの威信を保つ。利益率の確保とユーザー離れの阻止。この矛盾する二つの課題に対し、サムスンは極めて冷徹な二極化戦略を提示してきた。
結局のところ、ユーザーが支払う「実質的な最低コスト」は確実に上昇する。128GBという安価な逃げ道が絶たれた今、我々に残されたのはスペックの向上を喜ぶか、予算増を嘆くかの二択だ。スマートフォンのプレミアム化を強引に推し進めるサムスンの賭けが吉と出るか。その答えは、3月の発売と同時に市場が突きつけることになる。
Source:Techmaniacs

