街中で見かけるスマホが、どれも同じような「板」に見えて退屈していませんか?
iPhoneでもない、Galaxyでもない。けれど、持っているだけで少しだけ自分の感性がアップデートされたような、そんな不思議な高揚感をくれるブランド「Nothing」から、ついに本命の廉価モデルが日本にやってきます。
2026年1月7日。Nothing Technology Japanが発表した「Nothing Phone (3a) Lite」の国内投入。
イギリスなどでは先行して発売され、その「削ぎ落とされた美学」が話題となっていましたが、ようやく日本の私たちが手に取れる日が決まりました。
「Lite(ライト)」という名前がつくと、どうしても「安かろう悪かろう」というイメージが先行しがちですが、Nothingのそれは少し違います。

「安さ」の裏にある、Nothing流のこだわりとは?
スマホの価格が15万円、20万円と跳ね上がる中で、Nothing Phone (3a) Liteが目指したのは「体験の民主化」です。
上位モデルで好評だった、背面の光るギミック「Glyphインターフェイス」を継承した「Glyph Light」を搭載。単に通知を知らせるだけでなく、画面を伏せて置いておくことで、デジタルな喧騒から少しだけ距離を置く。そんな現代人に必要な「引き算の美学」が、この廉価モデルにもしっかりと息づいています。


ここで、現在分かっている主要なスペックを整理してみましょう。
| 項目 | スペック詳細 |
| モデル名 | Nothing Phone (3a) Lite |
| 型番 | A001T(日本向け) |
| メモリ (RAM) | 8GB |
| 内蔵ストレージ | 128GB / 256GB(海外仕様ベース) |
| 防塵・防水性能 | IP54(生活防塵・防水) |
| 筐体素材 | アルミニウム製内部フレーム |
| 特徴機能 | Glyph Light(背面発光ギミック) |
| 国内発表日 | 2026年1月7日 |
上位モデルの「Nothing Phone (3a)」がIP64という高い防水性能を誇っていたのに対し、LiteモデルはIP54に抑えられています。
「雨の日に使っても大丈夫?」という不安を感じる方もいるかもしれませんが、日常生活で傘を差しながら操作したり、濡れた手で触れたりする程度であれば、IP54でも十分な耐久性です。
むしろ、内部にアルミニウムフレームを採用して筐体の剛性を高めている点に、Apple出身のエンジニアたちが率いるNothingらしい「長く使い続けるための誠実さ」を感じます。
楽天モバイルとのタッグで「最強のコスパ」が完成する?
今回の発表で最も注目すべきは、代官山T-SITEで開催される「Nothing x Rakuten Mobileスペシャルイベント」の存在です。
これまでNothingのスマホは「知る人ぞ知る」存在でしたが、楽天モバイルというメジャーなプラットフォームと組むことで、一気に「誰でも使いやすい選択肢」へと昇華しようとしています。
楽天モバイルのポイント還元や低価格なプランと、Nothingの洗練されたデザイン。この組み合わせは、もしかすると「今のスマホ、月額料金も端末代も高すぎるな」と感じている人にとって、2026年最高の解決策になるかもしれません。

「Liteモデルで後悔しない?」というニッチな疑問に答える
「結局、(3a)と(3a) Lite、どっちを買えばいいの?」
多くの人が抱くこの疑問。私の考えは明確です。
もしあなたが「スマホを水没させるような過酷な環境(お風呂場での常用など)」を想定しているなら、上位モデルの(3a)を選ぶべきです。
しかし、カフェでテーブルの上に置いて、その美しい光を楽しみながら、SNSや動画視聴、日常の撮影をスマートにこなしたいだけなら、Liteモデルで後悔することはないでしょう。
っというか、普通に使うだけなら、そのNothing Phoneでも十分ですよね。
Nothingが面白いのは、スペックの数字を競うのではなく、「そのスマホを持っている自分が好きになれるか」という情緒的な価値を提供してくれる点です。
Liteになったことで、そのハードルがぐっと下がった。これは、変化の激しいスマホ業界において、非常に幸福な進化だと言えます。
1月7日、新製品発表👀
— Nothing Japan (@NothingJapan) December 26, 2025
1月10日〜11日、代官山T-SITE GARDEN GALLERYで
Nothing x Rakuten Mobileスペシャルイベント開催 pic.twitter.com/yoXUW7U3uy

