「もうすぐ」とは聞いていましたが、まさかこんなに早いとは。
Xiaomiが、Pocoブランドの最新フラッグシップ「Poco F8」シリーズのグローバルローンチ日を2025年11月26日に確定させました。これは、以前から囁かれていた予測日よりも1日早い発表となり、ファンの期待を良い意味で裏切る形となりました。
しかし、驚きは日付だけではありません。今回の発表で本当に注目すべきは、そのラインナップです。堅実な「Pro」モデルに加え、すべてを凌駕する可能性を秘めた「Ultra」モデルが登場するとの観測が濃厚になっています。
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🔥 11月26日、何が起きるのか?
From power to perfection — it’s time to ascend. ⚡
— POCO (@POCOGlobal) November 17, 2025
The next era of ULTRA performance is rising.
Join us as POCO F8 Series takes the throne. 👑
📍 November 26, 2025 | 16:00 GMT+8 | Bali
UltraPower Ascended. pic.twitter.com/Sljz9DR3F2
Xiaomiはティーザー広告を立て続けに公開しており、その「答え」が11月26日に明かされます。
今回、市場に投入されると予想されているのは以下の2モデルです。
- Poco F8 Pro
- Poco F8 Ultra
どちらのモデルも、Android 16をベースとしたXiaomi独自の「HyperOS 3」を搭載して登場することはほぼ間違いないでしょう。OSの快適性もさることながら、問題はハードウェア、特に「Ultra」の中身です。
🤯 Poco F8 Ultra — スペックの常識が崩壊する?

今回の主役は、間違いなく「Ultra」モデルです。 この端末は、単なるハイエンドモデルではなく、Xiaomiの「やりすぎ」な技術デモンストレーションになるかもしれません。
その理由は、このUltraが「Redmi K90 Pro Max」のブランド変更版(リバッジ)であるという濃厚な噂があるためです。もしXiaomiがグローバル版で仕様を「ダウングレード」しない限り、私たちはとんでもない「怪物」を手にすることになります。
噂されているPoco F8 Ultraの驚愕スペック
- CPU: Snapdragon 8 Elite Gen 5 (現行最強のSoC)
- ディスプレイ: 6.9インチ (120Hzリフレッシュレート)
- サウンド: 2.1ch Boseステレオサウンドシステム
- ストレージ: 最大1TB
- カメラ: 高性能50MP(5000万画素)トリプルカメラ
そして、最大の問題点がこれです。
- バッテリー: 7,560mAh
- 充電: 100W急速充電対応
🔋 バッテリー容量、本当に「7,560mAh」で来るのか?

正直なところ、この数字を見たとき、誰もが「タイプミスではないか?」と思ったはずです。
現在のフラッグシップスマートフォンのバッテリー容量は、多くても5,000mAh〜5,500mAh程度が標準です。7,560mAhとなると、もはや小型のタブレットやモバイルバッテリーの領域です。
これが実現すれば、「スマートフォンのバッテリーは2日に1回の充電で十分」という時代が本当に来るかもしれません。しかし、同時に「一体、どれだけ重くなるんだ?」という現実的な疑問も湧いてきます。
100Wの急速充電が対応するとはいえ、この巨大なバッテリーを搭載したUltraモデルは、デザインや重量において大きな「変化」か、あるいは「妥協」をユーザーに強いることになる可能性を秘めています。
⚖️ 堅実な「Pro」と過剰な「Ultra」あなたはどちらを選ぶ?
では、もう一方の「Poco F8 Pro」はどうなるのでしょうか。 こちらも「Redmi K90」のリバッジ版と噂されており、Ultraとは明確に差別化が図られるようです。
Poco F8 Pro の特徴 (噂)
- CPU: Snapdragon 8 Elite (Ultraの「Gen 5」ではない、標準のElite)
- 特徴: 比較的コンパクトなフォームファクター
もしこの噂が正しければ、Xiaomiは非常に賢い戦略をとってきたと言えます。
つまり、「常識的な範囲での最高のパフォーマンスと持ちやすさ」を求めるユーザーには「Pro」を、「スペックこそ正義、重さなど気にしない」というロマンを追求するユーザーには「Ultra」を、という明確な選択肢を提示するわけです。
まとめ
今回のPoco F8シリーズ、特に「Ultra」モデルの噂は、スマートフォンの進化の袋小路を力ずくでこじ開けようとするような、ある種の「狂気」すら感じさせます。
6.9インチの巨大ディスプレイに、Boseのサウンドシステム、そして7,560mAhという常識外れのバッテリー。これはもはやスマートフォンというより、「持ち運べるエンターテインメント・センター」と呼ぶべき代物かもしれません。
11月26日のグローバルローンチで、この「やりすぎ」なスペックが本当に現実のものとなるのか。そして、Poco F8 Proがどれだけ「ちょうど良い」仕上がりになっているのか。

