時が止まったMac Pro…2026年はMac Studio M5 Ultraが期待される。

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かつて、クリエイティブ業界で「Mac Proを使っている」ということは、一つのステータスでした。あの巨大なアルミの塔は、プロフェッショナルの誇りと、限界のないパワーの象徴だったはずです。

しかし、2026年現在、私たちの目の前にある光景はどうでしょうか。Appleの公式サイトの片隅で、2023年から時が止まったまま置かれているMac Pro。

一方で、驚異的な処理能力を引っさげて進化を続けるMac Studio。この対照的な状況に、多くのハイエンドユーザーが「AppleはもうMac Proを諦めてしまったのか?」という、言葉にできない不安を感じています。

今回は、巷で囁かれるMac Proの開発終了説や、来年登場するM5 Ultraチップの行方、そして今「最強の作業環境」を構築するにはどのモデルを選ぶべきなのか、その残酷なまでの真実をプロの視点から解き明かします。

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1. なぜMac Proは「置いていかれた」のか

現在、Mac Proを巡る状況は、率直に言って「ねじれ」が生じています。

本来であれば、ラインナップの頂点に君臨すべきMac Proが、よりコンパクトで安価なMac Studioにスペックで完敗しているのです。現行のMac StudioにはM3 Ultraチップが搭載され、CPUやGPUのコア数、さらには最大512GBという統合メモリの容量において、Mac Proを大きく突き放しています。

さらに、プロの現場で重要視されるディスプレイの拡張性についても、Mac Studioが最大4台の8K出力をサポートするのに対し、Mac Proは3台まで。次世代規格であるThunderbolt 5の搭載も見送られたままです。

Appleの内部では、すでにMac Proは「棚上げ」された存在であり、Mac Studioこそが真のプロ向けデスクトップであるという認識が定着しつつあるようです。この「王者の交代」は、私たちユーザーが抱いていた「最高額のモデルが最強である」という常識を、音を立てて崩し去りました。

2. 「ゴミ箱」のトラウマと、拡張スロットという名の最後の砦

AppleとMac Proの歴史は、試行錯誤というよりは「迷走」の歴史でした。

2013年に登場した、通称「ゴミ箱」型Mac Pro。デザインを優先するあまり拡張性を犠牲にしたあのモデルは、プロユーザーのニーズを読み違えた象徴として今も語り継がれています。

その反省から2019年に登場したタワー型の現行筐体は、確かに8つのPCIeスロットを備え、モジュール式としての誇りを取り戻したかに見えました。

しかし、Appleシリコンへの移行が、Mac Proの存在意義を再び危うくしました。チップそのものにメモリもGPUも統合された現在の設計では、かつてのように「ビデオカードを差し替えて性能を上げる」という拡張のメリットが薄れてしまったのです。

現在、Mac Proを選ぶ唯一にして最大の理由は、REDのキャプチャカードや特殊なオーディオインターフェースなど、物理的なPCIeカードを必要とする極めてニッチな用途に限られています。

もし、あなたがそれらの特殊な機材を使っていないのであれば、Mac Proを選ぶ理由は「巨大な塔をデスクに置きたい」という所有欲以外に見当たりません。

3. M5 UltraはMac Studioだけの特権に?2026年の絶望的な展望

追い打ちをかけるような情報が届いています。2026年にかけて登場が期待される次世代チップ「M5 Ultra」。

ブルームバーグの報道によれば、Appleはこの最強のチップをMac Studioにのみ搭載し、Mac Proへの採用は見送る方針だというのです。

これが事実であれば、Appleは公式に「Mac Proの進化を止めた」と宣言したも同然です。

2026年中にMac Proの大幅なアップデートが行われる予定はない。この事実は、高い投資をしてMac Proを購入したユーザーや、次世代モデルを待ち望んでいたクリエイターにとって、一種の裏切りに近い感情を抱かせます。

しかし、これがAppleの冷徹なまでの合理主義です。性能と効率を追求した結果、巨大な筐体はもはや「不要な余白」となってしまったのかもしれません。

4. 今、買うべきは「どっち」なのか?なんて聞くまでもない

「Mac Proがディスコン(販売終了)になるなら、今買うのはリスクが高いのでは?」

「Mac Studioで本当にプロの重い作業に耐えられるのか?」

そんな不安を抱えている方へ。結論から言えば、現在の最適解は間違いなく「Mac Studio」です。

Mac Proにしかできないことは、今や全体の数パーセントの特殊なワークフローに限られています。M5 Ultraの登場を控えた今、あえて旧世代のアーキテクチャに固執するメリットは薄いと言わざるを得ません。

もし、あなたが今すぐ最高峰のパワーを必要としているなら、Mac Studioのカスタマイズモデルを選び、余った予算をストレージや高品質なディスプレイに回すのが、最もタイパに優れた選択になります。Appleは、Mac Proという名前の伝説を終わらせ、Mac Studioという実利の時代を創ろうとしているのです。

それよりもMac miniでも十分だし、こっちで良くないですかね…

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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