来年1月の登場が期待されるサムスンの次期フラッグシップモデル、「Galaxy S26 Ultra」。その全貌が徐々に明らかになる中、デザインの方向性を示す「ダミーモデル」がオンライン上に流出し、ガジェットファンの間で大きな波紋を呼んでいます。
シルバー、ゴールド、そしてオレンジ——。リークされた3つのカラーバリエーションのうち、ある一つの色が「宿命のライバル」であるAppleのiPhoneを彷彿とさせるとして、大きな議論を巻き起こしています。
これは単なる偶然なのか、それとも大胆な戦略なのか。この記事では、物議を醸しているカラーリングの真相から、ダミーモデルが明かすS26 Ultraの確かなデザインの進化まで、最新のリーク情報を深掘りしていきます。
Source:Reddit



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物議を醸す「オレンジ」 – 模倣か、それとも挑戦か?
今回リークされた画像で最も注目を集めているのが、鮮やかなオレンジ色のモデルです。Redditなどのオンラインコミュニティでは、この色がAppleの「iPhone 17 Pro Max」で採用されたコズミックオレンジに酷似しているとの指摘が相次ぎ、一部のユーザーからは「模倣ではないか」と厳しい声が上がっています。
サムスンはこれまで、Phantom BlackやTitanium Violetなど、独自の世界観を持つ洗練されたカラーリングで高い評価を得てきました。それゆえに、今回の直接的とも言えるカラーチョイスには、戸惑いや失望の声が上がるのも無理はないかもしれません。
しかし、ここで冷静になる必要があります。今回流出したのは、あくまで最終製品ではない「ダミーユニット」です。これらは量産前の検討段階で作られる模型の一つであり、このオレンジ色が最終的に製品ラインナップに加わる保証はどこにもありません。
むしろ、サムスンが市場の反応を見るために意図的にリークした可能性すら考えられます。果たしてこの色は、ファンの反発を招く「禁断の一手」となるのか、それとも新たな顧客層を掴む「挑戦的な一手」となるのでしょうか。

カラーだけじゃない、ダミーが明かす「デザインの確信」
物議を醸すカラーリングに話題が集中しがちですが、今回のダミーモデルはそれ以上に重要な「デザインの進化」を私たちに示唆しています。
そのデザインは、以前に流出したCADベースのレンダリング画像と完全に一致しており、S26 Ultraの最終的なフォルムがほぼ固まったことを物語っています。
- フラットデザインの継承
前モデルS25 Ultraから引き続き、フラットな背面とディスプレイ、そして直線的な金属フレームが採用され、ソリッドでミニマルな印象を強調しています。 - 刷新されたカメラユニット
最大の変化は、背面のカメラ配置です。レンズの位置自体は大きく変わらないものの、左側に縦に並ぶ3つのカメラが、錠剤のような形をした新たな「カメラアイランド」の上に配置されるデザインに変更されています。これにより、前モデルとの識別が容易になり、より整理された印象を与えます。
これらの特徴から、Galaxy S26 Ultraは、奇をてらうことなく、これまでのデザイン言語を継承しつつ、細部を洗練させるという、王道かつ着実な進化を遂げていることが伺えます。
最後に、気になる発表時期についてです。これまでのサイクル通りであれば、「Galaxy S26 Ultra」は、兄弟モデルとなる「Galaxy S26 Pro」および「Galaxy S26 Edge」と共に、来年2026年の1月に開催されるGalaxy Unpackedイベントで正式に発表される見込みです。
