スマートフォンが単なる通信機器ではなく、「ポケットの中の賢い相棒」へと進化を続ける昨今。その進化の最前線を走るOnePlusから、次期OS「OxygenOS 16」に関する非常に気になるニュースが…。
今回のアップデートの目玉は、Googleの強力なAI「Gemini」との本格的な融合です。これにより、私たちのスマートフォン体験は、どのように変わるのでしょうか。そして、その革新的な機能は、間もなく登場が噂される次期フラッグシップモデル「OnePlus 15」でデビューするのか。
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次期OS「OxygenOS 16」とAI機能強化の背景
OnePlusのスマートフォンは、グローバル市場では独自開発の「OxygenOS」、そして中国市場ではOPPOの「ColorOS」と、地域によって異なる顔を持っています。今回話題の中心となっているのは、Android 16をベースに開発が進められている次期バージョンの「OxygenOS 16」です。
近年、スマートフォン市場ではAI機能の搭載が大きなトレンドとなっていますが、OnePlusもその流れを加速させようとしています。単に流行を追うだけでなく、ユーザーの日常に寄り添い、より実用的な価値を提供する。そんな哲学が、今回の新機能から垣間見えます。

核となる新機能は「Mind Space」と「Google Gemini」の融合
OxygenOS 16における最大の進化、それはAIジャーナリングツール「Mind Space」とGoogleの生成AI「Gemini」の統合です。
そもそも「Mind Space」とは、OnePlus 13sで初めて導入された機能で、日々のメモや気になったWeb記事、スクリーンショットなどを一元的に保存しておける、いわば「デジタルな備忘録」のようなツールです。しかし、これまでの役割は情報の「保存」がメインでした。
ここにGeminiが加わることで、Mind Spaceは単なる情報保管庫から、能動的にユーザーを助ける「賢いアシスタント」へと生まれ変わります。
具体的に何ができる?Gemini統合でここまで変わる活用法
OnePlus Indiaが公開したプロモーション画像からは、その驚くべき進化の一端をうかがい知ることができます。
例えば、あなたが旅行の計画を立てているとします。これまで集めてきた行きたい場所のスクリーンショット、レストランのWebサイトのリンク、友人と交わしたメモなどがMind Spaceに保存されているとしましょう。
Geminiと統合された新しいMind Spaceでは、AIに対して「これらの情報を使って、3日間の旅行プランを立てて」と指示するだけで、Geminiが文脈を理解し、最適なスケジュールを提案してくれるようになるのです。
これは単なる一例に過ぎません。保存された情報からレポートを作成したり、複雑なタスクの段取りを組んだりと、その活用方法は無限大に広がる可能性があります。あなたのスマートフォンが、まるで優秀なパーソナルアシスタントのように、思考を整理し、次の行動をサポートしてくれる。そんな未来がすぐそこまで来ているのです。

この新AI機能は「OnePlus 15」で初お披露目か
では、この革新的な機能は、どのモデルから体験できるのでしょうか。
OnePlusが公開した画像には、「OxygenOS 16を搭載したOnePlusのフラッグシップデバイスに近日中に搭載される」という、非常に重要な一文が記されています。
そして、現在最も有力視されているのが、次期フラッグシップモデル「OnePlus 15」です。OnePlus 15は、今年の10月(今月)にまず中国で発表され、グローバル市場では11月にリリースされると噂されています。このスケジュールを考えれば、OxygenOS 16とGemini統合版Mind Spaceを引っ提げて、OnePlus 15が華々しくデビューを飾る可能性は極めて高いと言えるでしょう。
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— OnePlus India (@OnePlus_IN) October 3, 2025
