長年にわたり世界中のゲームファンを魅了し続けてきたソニーのPlayStation 4(PS4)。その歴史に、一つの区切りが訪れようとしています。
最新のリーク情報によると、ソニーは2026年の春を目処に、PS4に搭載されているPlayStation Network(PSN)の一部の機能を終了する計画を進めていることが明らかになりました。
「自分の持っているゲームは大丈夫?」
「具体的に何ができなくなるの?」
といった不安や疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。この記事では、今回の決定で終了する機能の詳細から、その背景にあるソニーの戦略、そして私たちユーザーに与える影響までを、一つひとつ丁寧に掘り下げて解説していきます。


ひとつの時代の終わりと、新たな始まり
2013年の発売から、およそ12年。PS4は、家庭用ゲーム機の歴史にその名を刻む数々の名作を世に送り出し、私たちのゲームライフを彩ってきました。2020年11月には後継機であるPlayStation 5(PS5)が登場し、ゲームの世界は新たな次元へと進化を遂げましたが、今なお多くのユーザーがPS4でゲームを楽しんでいます。
そんな中、飛び込んできた今回のニュース。ゲーム業界の情報に精通する「Insider Gaming」が報じたところによると、ソニーはPS4の特定のPSN機能について、段階的な廃止を計画しているとのこと。
これは、PS4というプラットフォームが、そのライフサイクルの最終段階に入りつつあることを示す、象徴的な出来事と言えるでしょう。巷では2〜3年後のPlayStation 6(PS6)の登場も噂されており、ゲーム業界の世代交代は着実に進んでいるのです。

具体的に使えなくなるPSN機能とは?
では、具体的にどの機能が利用できなくなるのでしょうか。リークされた情報によると、2026年春以降、以下の6つの機能が廃止される予定です。
- アクティビティフィード Web API
- 共有メディア Web API
- タイトルスモールストレージ(TSS)
- タイトルユーザーストレージ(TUS)
- ユーザーとプロフィール
- 単語フィルター
これらのAPI名だけを見ても、ピンとこない方がほとんどかもしれません。簡単に言えば、フレンドがどのゲームをプレイしているかといった活動状況(アクティビティ)の共有や、スクリーンショットやビデオクリップといったメディアの共有に関する機能の一部が影響を受ける可能性があります。
しかし、ここで最も重要なポイントは、この変更が「今後発売される新しいPS4ゲームにのみ適用される」という点です。
つまり、これまで皆さんがプレイしてきた既存のゲームのオンライン機能が、ある日突然すべて使えなくなる、というわけではありません。あくまで、これから開発される新作タイトルにおいて、これらの古い機能がサポートされなくなる、ということです。これは既存ユーザーに対する配慮であり、急激な変化による混乱を避けるための措置と考えられます。

ソニーはなぜ今、機能の廃止に踏み切るのか
このタイミングで機能の廃止に踏み切る背景には、ソニーの明確な戦略があります。リークされた資料では、この変更が「コンソール世代を超えてより統一され、拡張性の高い基盤を構築するため」と説明されています。
PS5は既にPS4とは異なる、より洗練されたシステムアーキテクチャで構築されています。今回廃止対象となる機能は、いわば「PS4世代のレガシー(遺産)システム」であり、PS5では元々サポートされていないものです。
ソニーとしては、古いシステムを維持し続けるための開発リソースを、PS5や将来登場するであろうPS6といった次世代プラットフォームに集中させたいと考えているのでしょう。
まとめ
今回のニュースは、長年PS4を愛用してきたユーザーにとって、一抹の寂しさを感じさせるものかもしれません。一つの時代が終わりへと向かっていることを実感させられます。しかし、これは決して悲観的なニュースではありません。
この決定は、ソニーがPlayStationというブランドの未来を真剣に考え、次世代のゲーム体験をさらに進化させるためにリソースを最適化しようとしている証拠です。PS4が築き上げた偉大な功績を土台に、PS5、そしてその先の未来は、さらに刺激的で没入感のある世界を私たちに見せてくれるはずです。
って、そんな前向きにばっかり思えるわけなくて、おまえらがいつまでもPS4使ってて、なかなか買い替えてくれないから、強制的に移行させますよ?って事ですよね。
