「今年の最強スマホは、やっぱりiPhoneでしょ?」
毎年秋になると、そんな声が聞こえてきますよね。確かに、Appleが作り出すiPhoneとAシリーズチップの性能は、長らくスマートフォンの世界の絶対王者として君臨してきました。しかし、2025年。その”常識”が、音を立てて崩れ去るかもしれません。
今回、突如として飛び込んできた衝撃的なニュース。それは、Qualcommの最新SoC「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載したXiaomi 17 Pro Maxが、あのAppleの「A19 Pro」を搭載したiPhone 17 Pro Maxを、ガチンコのゲーム対決で打ち負かしたというもの。
「え、またまた大げさな…」
そう思ったあなたにこそ、読んでほしい。これは単なるスペックシート上の数字遊びではありません。フレームレート、電力効率、そして”熱”という、ゲーマーが最も気にする3つのポイント全てで、XiaomiがiPhoneを上回ったのです。
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衝撃のゲームテスト結果!データが示す「Xiaomi圧勝」の現実
今回、雌雄を決する舞台となったのは、2025年のスマートフォン市場で「最強」の名を欲しいままにする2台のフラッグシップモデル。
- Xiaomi 17 Pro Max (Snapdragon 8 Elite Gen 5 搭載)
- iPhone 17 Pro Max (Apple A19 Pro 搭載)
この2台を使って、グラフィック性能が要求される高負荷なゲームをプレイし、そのパフォーマンスを比較するという、極めてシンプルなテストが行われました。しかし、そこで明らかになったのは、多くの人が予想だにしなかったであろう”残酷な”までの性能差でした。
The Gaming Performance of Xiaomi 17 Series is very impressive!
— TECH INFO (@TECHINFOSOCIALS) September 28, 2025
Highest Frame rates, most Efficient & Lowest Temperatures! 8e Gen 5 is well optimised by Xiaomi. pic.twitter.com/RAlR05rubF
『鳴潮』- 安定性と電力効率で圧倒
まず、人気アクションゲーム『嵐が丘』でのテスト結果を見てみましょう。スマートフォンの真の力が試されるこのゲームで、両者は驚くべき結果を叩き出しました。
モデル | 平均フレームレート (fps) | 平均消費電力 (W) |
Xiaomi 17 Pro Max | 59.1 fps | 4.83 W |
iPhone 17 Pro Max | 57.8 fps | 5.89 W |
一見すると、フレームレートの差はわずか「1.3fps」と思うかもしれません。しかし、注目すべきは消費電力です。XiaomiはiPhoneよりも約18%も少ない電力で、より高いフレームレートを維持しているのです。
これは、同じ時間ゲームをプレイしても、Xiaomiの方がバッテリーの減りが少なく、より長く快適に遊べることを意味します。さらに驚くべきことに、このテスト中、XiaomiはiPhoneよりもわずかに高い解像度で動作していたとのこと。同じ土俵であれば、その差はさらに広がっていた可能性も否定できません。

『崩壊3rd』- 高負荷時でも揺るがないXiaomiの優位性
次に、さらに高いグラフィック性能を要求する『崩壊3rd』でのテスト結果です。ここでも、Xiaomiの優位は揺るぎませんでした。
モデル | 平均フレームレート (fps) | 平均消費電力 (W) |
Xiaomi 17 Pro Max | 59.6 fps | 5.30 W |
iPhone 17 Pro Max | 58.8 fps | 5.52 W |
ここでもXiaomiは、より少ない消費電力でiPhoneを上回るフレームレートを叩き出しています。最高峰のスマートフォン同士の戦いにおいて、この「より少ないエネルギーで、より高いパフォーマンスを出す」という事実は、技術的な優位性を明確に示しています。

勝敗を分けた最大の要因は「熱」。快適なゲーム体験の鍵は熱管理にあり
ゲーマーなら誰もが経験したことがあるでしょう。長時間ゲームをプレイしていると、スマホがカイロのように熱くなり、突然動きがカクカクになる…あの忌々しい現象を。
これは「サーマルスロットリング」と呼ばれ、SoCが熱くなりすぎたために、自身を保護しようと強制的にパフォーマンスを下げてしまうことで発生します。つまり、いくら瞬間的なパワーがあっても、その熱を適切に処理できなければ、最高のパフォーマンスを維持することはできないのです。
そして、今回のテストで最も大きな差がついたのが、この熱管理性能でした。
- 『鳴潮』テスト中の最高温度
- Xiaomi 17 Pro Max: 39.0℃
- iPhone 17 Pro Max: 43.3℃
- 『崩壊3rd』テスト中の最高温度
- Xiaomi 17 Pro Max: 40.5℃
- iPhone 17 Pro Max: 42.7℃
どちらのテストにおいても、XiaomiはiPhoneよりも明らかに低温で動作しています。特に最初のテストでは、その差は4℃以上。これは、ユーザーが実際に手に持った時に感じる不快感の差に直結します。
この結果は、Snapdragon 8 Elite Gen 5の電力効率の高さと、Xiaomi 17 Pro Max本体の優れた冷却システムが見事に融合した結果と言えるでしょう。低温で動作するということは、サーマルスロットリングが発生しにくく、長時間にわたって安定した高フレームレートを維持できることを意味します。これこそが、ゲーマーが本当に求める”真のパフォーマンス”ではないでしょうか。

スマホゲームの王座交代。選ぶべきは「iPhone」という名の過去か、「Xiaomi」という名の未来か
今回の衝撃的なテスト結果を、改めて3つのポイントで振り返ってみましょう。
- ゲームパフォーマンス
『鳴潮』『崩壊3rd』の両方で、XiaomiがiPhoneを上回る平均フレームレートを記録。より滑らかなゲーム体験を提供した。 - 電力効率
XiaomiはiPhoneよりも最大で約18%も少ない消費電力で動作。これは、より長いバッテリー持続時間を意味する。 - 熱管理
XiaomiはiPhoneよりも常に低温を維持。サーマルスロットリングのリスクを抑え、長時間の安定したパフォーマンスを実現した。
これらの事実は、私たちに何を物語っているのでしょうか?
それは、長らく続いた「最高のゲーム体験をしたいならiPhone」という時代が、ついに終わりを告げたのかもしれない、ということです。QualcommとXiaomiがタッグを組んで送り出したこの新しいモンスターマシンは、パフォーマンス、効率性、快適性という、ゲーム体験を構成する全ての要素において、絶対王者であったAppleを凌駕してみせました。
もちろん、スマートフォンの魅力はゲーム性能だけではありません。OSの使いやすさ、カメラ性能、エコシステムなど、iPhoneが持つアドバンテージは今なお数多く存在します。
しかし、「最高の環境でスマートフォンゲームを遊び尽くしたい」と願う純粋なゲーマーにとって、2025年、その選択肢の筆頭に躍り出るのは、もはやiPhoneではないのかもしれません…って、昔よりもスマホゲーの勢いは落ちたと思っているんですけど、それでもスマホゲーがメインな層はかなりいるんですかね?
