新型iPad Proはまさかの「デュアルカメラ」搭載!?iPadのビデオ通話で顔が横切れる問題がついに解決する

Amazon Audible

Magic Keyboardに装着したiPad Pro。さあ、これから大事なビデオ会議だ。完璧なワークスタイルのように見えて、なぜか画面に映る自分は、あらぬ方向を見つめて視線がズレている…。

iPadを横向きで使っている多くのユーザーが、一度は経験したことのある、この地味で、でも何とも言えないストレス。

2024年モデルのiPad Proではカメラが長辺側に移動し、この問題は解決したかのように思われました。しかし、今度は縦向きで使った時にカメラが横に来てしまうという、新たな悩みが生まれてしまいました。

そんな長年の「カメラ位置問題」に、Appleが驚くべき解決策を用意しているかもしれません。

2025年秋にも登場すると噂される次期iPad Pro。その進化の目玉は、次世代の「M5チップ」…だけではないようです。今回は、最新のリーク情報に基づき、特に注目すべき「デュアルフロントカメラ」が、私たちのiPad体験をどれほど快適でストレスフリーなものに変えてくれるのか、その核心に迫ります。

記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓

あわせて読みたい
まさかの退化?iPhone 17 Air、極薄の代償はバッテリー2,800mAhの悪夢か。iOS 26と「あの専用アクセサリ... 「え、何かの冗談でしょ…?」 2025年秋の登場が噂されるiPhone 17シリーズ。その中でも、全く新しいコンセプトを掲げる「iPhone 17 Air」に関する衝撃的な情報が、世界...

新型iPad Proの最新情報まとめ

なぜiPadのカメラ位置は、これほど「悩みの種」だったのか?

この問題を理解するために、少しだけiPadのフロントカメラの歴史を振り返ってみましょう。

もともと、iPadのフロントカメラは、iPhoneと同じように「縦向き」で持った時に上部中央に来るように設計されていました。これは、手で持って使う分にはごく自然な配置です。

しかし、iPad Proのようにキーボードと組み合わせて、ノートPCのように「横向き」で使う機会が増えるにつれて、問題が顕在化します。横向きにすると、カメラが側面にきてしまうため、ビデオ通話の際に自分の顔が中心からズレてしまい、視線も不自然になってしまうのです。まるで、相手の横にいる誰かに話しかけているかのような、奇妙な構図になっていました。

このユーザーからの長年の声に応える形で、Appleは2024年に発売したM4チップ搭載のiPad Proで、ついにフロントカメラの位置を長辺側(横向きにした時の上部)へと移動させました。これは大きな進歩であり、横向きでのビデオ会議が主な用途のユーザーからは喝采をもって迎えられました。

…しかし、これで全てが解決したわけではありませんでした。今度は、iPadを縦向きにしてFaceTimeをしたり、電子書籍のように使ったりする際に、カメラが真横に来てしまうのです。

縦向きがベストか、横向きがベストか。どちらを優先すれば、もう片方が犠牲になる。この「あちらを立てればこちらが立たぬ」というジレンマこそが、iPadのカメラ位置が抱える、根深い課題だったのです。

Appleの最終回答は「全部載せ」。デュアルフロントカメラという革命

この終わりなき議論に、Appleが終止符を打つかもしれません。

Bloombergの名物記者であるマーク・ガーマン氏が報じたところによると、M5チップを搭載する次期iPad Proには、なんと「2つのフロントカメラ」が搭載されるというのです。

これは、ただ単にカメラが2つになるという意味ではありません。1つはこれまで通り「縦向き用」に短辺側に、そしてもう1つは「横向き用」に長辺側に、それぞれ配置されるというのです。

これがどれほど画期的なことか、お分かりいただけるでしょうか。

これが実現すれば、私たちはiPadをどちらの向きで持っていようと、デバイスが自動で最適なカメラを選択し、常に画面の中央から、ごく自然なアングルでビデオ通話ができるようになります。

もはや、ビデオ会議のためにiPadの向きを気にしたり、不自然な視線を我慢したりする必要は一切ありません。Face IDが、縦でも横でも私たちの顔を認識してくれるように、フロントカメラもまた、向きという制約から完全に解放されるのです。

これは、スペックシートの数字には表れない、ユーザーの「使いやすさ」に徹底的に寄り添った、非常にAppleらしい解決策と言えるでしょう。単なるカメラの追加ではなく、iPadの多様な利用シーンを深く理解し、あらゆる場面で最高の体験を提供するという、Appleの強い意志の表れなのです。

心臓部は「M5チップ」へ。2025年モデルの真価とは

もちろん、次期iPad Proの進化はカメラだけではありません。もう一つの柱となるのが、心臓部であるAppleシリコンの進化です。

噂によれば、次期モデルには「M5チップ」が搭載される見込みです。

2024年5月にM4チップ搭載モデルが登場したばかりですが、AppleがiPad Proをアップデートする周期は、概ね18ヶ月前後。逆算すると、2025年の後半にM5チップを搭載した新モデルが登場するのは、極めて順当な流れと言えます。

M5チップの具体的な性能はまだ謎に包まれていますが、これまでの進化の歴史を考えれば、CPUやGPUの基本性能向上はもちろんのこと、AI処理を担うNeural Engineのさらなる強化が期待されます。これにより、より複雑な動画編集や3Dレンダリング、そしてOSレベルで統合される高度なAI機能などが、これまで以上にスムーズに動作するようになるでしょう。

「デュアルカメラによる究極の利便性」と、「M5チップによる圧倒的なパフォーマンス」。この2つの進化が両輪となり、次期iPad Proを新たな高みへと引き上げることになります。

発売はいつ?M4モデルからの買い替えは「正解」か?

では、この魅力的な新型iPad Proは、いつ私たちの手元に届くのでしょうか。

Appleのサプライチェーンに精通するアナリスト、ミンチー・クオ氏は、M5チップ搭載モデルの量産が2025年後半に開始されると予測しています。これまでの発表スケジュールと照らし合わせると、2025年の9月か10月頃の発表・発売が最も有力な線です。

ここで気になるのが、「M4モデルから買い替えるべきか?」という点でしょう。

2024年モデルは、OLEDディスプレイの採用や劇的な薄型化など、非常に大きなアップデートでした。それに比べると、今回のM5モデルは比較的小規模な「マイナーアップデート」と見られています。

そのため、結論から言えば、買い替えを積極的に検討すべきなのは、以下のようなユーザーかもしれません。

  • 仕事やプライベートでビデオ通話を多用し、現在のカメラ位置に明確なストレスを感じている人。
  • 常に最高のパフォーマンスを必要とするプロのクリエイターや開発者。
  • 最新のガジェットを誰よりも早く体験したい、熱心なAppleファン。

一方で、M4チップ搭載モデルの圧倒的なパフォーマンスや美しいOLEDディスプレイに満足しているユーザーであれば、急いで買い替える必要はないとも言えます。

【まとめ】

2025年秋に登場が期待される新型iPad Pro。その進化の核心は、M5チップという分かりやすい性能向上に加え、「デュアルフロントカメラ」という、日々の使い勝手を劇的に向上させる、非常に思慮深いアップデートにありそうです。

スペック表の数字だけを見れば「カメラが1つ増えた」という地味な変化に見えるかもしれません。しかし、これはiPadを日常的に使うすべてのユーザーが抱えていた、小さな、しかし確実なストレスを根本から解消する「最高のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上アップデート」だと、私は感じています。

ユーザーがデバイスの都合に合わせるのではなく、デバイスがユーザーのあらゆる使い方に寄り添う。そんなAppleの哲学が、このデュアルカメラというアイデアには凝縮されています。

圧倒的なパワーと、使う人のことを考え抜いた細やかな配慮。次期iPad Proは、その名にふさわしい、プロフェッショナルな道具としての完成度をさらに高めて登場することでしょう。2025年秋の発表が、今から待ち遠しくてたまりません。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてくれると励みになります
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
a8mat=3TNOQB+N7XDE+55QO+5ZU29" alt="">
気になる項目をクリックしてね