8BitDo FlipPadなら縦向きのまま物理ボタンで無双できる?スマホゲーの画面が指で隠れる問題を解消!

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最近のスマホゲーム、いつの間にか「横向きで両手持ち」が当たり前になっていませんか?重厚なRPGやFPSを楽しむには確かに横画面がベストですが、電車の中やちょっとした待ち時間に、あの巨大なコントローラーをガシャガシャと取り付けるのは、正直言って少し気恥ずかしさを感じることもあります。

そんな私たちの「スマホで本気で遊びたいけれど、大げさなのは嫌だ」という微妙な心理を突いてきたのが、老舗の8BitDoです。

CES 2026で発表された新作「FlipPad」は、あえての縦向き専用。これまで「縦画面のゲームは画面をタップして遊ぶもの」という固定観念を、真っ向から否定しにきました。

今回は、この異色のコントローラーが、私たちのモバイルゲームライフをどう変えてしまうのか、そして気になる「接続の安定性」や「操作感」といった不安要素について、じっくりと掘り下げていきたいと思います。

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まるで携帯ゲーム機の再来。折りたたみデザインの衝撃

FlipPadを初めて見た時、多くの人が「あれ、どこかで見たことがあるな」と懐かしい気持ちになるはずです。iPhoneのUSB-Cポートに差し込み、パタンと折りたたむその姿は、かつてのゲームボーイアドバンスSPやニンテンドーDSを彷彿とさせます。

多くのモバイルコントローラーが、スマホを左右から挟み込んで「横に長く」なるのに対し、FlipPadは「下に足す」という発想です。これにより、画面の横幅をフルに使いつつ、手元で物理ボタンを操作できる環境が整います。

ここで特筆すべきは、その質感です。初代プレイステーションを思わせるバーガンディカラーのボタン配置。8BitDoらしい、あの指に吸い付くような十字キーの感触。単なる便利グッズではなく、手に持った瞬間に「あ、これでもう一度あのゲームをやりたい」と思わせる魔力があります。

単なる効率化だけでなく、持つ喜びを思い出させてくれる。これこそ、私たちがガジェットに求めていた「体温」ではないでしょうか。

Apple公式認証という、何物にも代えがたい安心感

サードパーティ製のコントローラーを購入する際、常に頭をよぎるのは「次のiOSアップデートで使えなくなったらどうしよう」という不安です。せっかく馴染んできた頃に、反応しなくなる。そんな悲劇を、このFlipPadはApple公式認証という盾で防いでいます。

Apple Arcadeのタイトルはもちろん、最近iPhoneでも遊べるようになった『バイオハザード』や『アサシン クリード』といった重量級のAAAタイトルまで、互換性を気にせずシームレスに遊べるのは、精神衛生上とても良いことです。

また、USB-Cでの直接接続という点も見逃せません。Bluetooth特有のわずかな遅延、格闘ゲームやアクションゲームにおいてその一瞬のズレは致命的ですが、有線接続ならその心配は無用。ペアリングの手間もなく、挿した瞬間に「ゲーム機」に変わる。このスピード感こそが、現代のタイパ(タイムパフォーマンス)重視のユーザーに刺さるポイントと言えるでしょう。

縦画面ゲーマーが抱える「ニッチな悩み」への回答

「そもそも縦で何を遊ぶの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。しかし、エミュレーター界隈やレトロゲーム愛好家にとって、縦画面は聖域です。かつてのアーケードゲームや、縦長の画面が標準だった携帯ゲーム機のソフトを遊ぶ際、横持ちコントローラーだと画面の左右に広大な黒い余白が生まれてしまいます。

FlipPadはこの余白を許しません。画面を最大限に活かし、かつて子供の頃に夢中になったあのサイズ感で、現代の超高精細なディスプレイを堪能できるのです。

さらに、6つのカスタマイズ可能なボタンが、かゆいところに手が届きます。例えば、画面を隠さずにスクリーンショットを撮る、瞬時にメニューを開く、あるいは特定のコマンドを割り当てる。縦持ちの不安定さを解消するために、操作系を自分好みに最適化できるのは、ニッチながらも深いニーズに応える設計だと言えます。

ライバルのAbxylute M4がMagSafeを活用したスマートなアプローチを仕掛けてくる中、8BitDoはあえて「物理的な折りたたみ」と「レトロな手触り」という、より人間味のある方向に振り切りました。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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