MSIがやってくれました。CES 2026の喧騒の中、彼らが「ひっそりと」公開したのは、同社の看板ハンドヘルドPC、Claw 8 AI+の最新アップデートモデル。
しかも、ため息が出るほど美しい新色 Glacier Blue Edition を引っ提げての登場です。さらに、手に入れることすら許されないかもしれない超限定版 Polar Void まで……。
今回は、この「美しすぎる刺客」が、私たちのゲームライフをどう変えるのか。そして、次世代チップを待つべきか、今この青い誘惑に負けるべきか。その正体を深掘りします。
まるで氷河の輝き。Glacier Blueが単なる「色違い」ではない理由

これまでのMSI Clawといえば、どこか無骨で、ガチ勢向けの「道具」という印象が強かったかもしれません。初期のサンドストームカラーも渋くて素敵でしたが、今回の Glacier Blue は全く別次元のオーラを放っています。
一見すると、単なるカラーバリエーションの追加に思えるかもしれません。しかし、これまでのMSIのやり方を振り返ると、そこには確かな「変化の意図」が隠されています。
前作のPolar Tempest Editionがそうであったように、今回も単にガワを塗り替えただけではなく、内部ストレージが2TB SSDへ増強されるなど、実用面での底上げが期待されています。
- 最新のIntel Lunar Lakeプロセッサによる安定したパフォーマンス
- 手に馴染む8インチの絶妙なサイズ感
- 所有欲をこれでもかと刺激する透明感のあるブルー
正直に言いましょう。私はこのニュースを見た瞬間、自分のデスクにある黒いデバイスたちを見て、少しだけ「地味だな」と思ってしまいました。それほどまでに、この新色のインパクトは強いのです。
「売らないなら見せないで!」物議を醸す超限定Polar Void Edition

さらに、マニアたちの頭を抱えさせているのが、同時展示された Polar Void Edition の存在です。
これ、現時点では「正式リリースの予定なし」という、なんとも罪作りな扱い。 漆黒の闇に吸い込まれるような、それでいてどこか未来的な質感。会場でこれを目にした幸運な人たちは、間違いなく「これが欲しい!」と叫んだはずです。
なぜMSIは、売る予定のないものをわざわざ見せたのでしょうか? それはおそらく、彼らが「ハンドヘルドの未来」をまだ諦めていないというメッセージ。あるいは、ユーザーの反応を見て、限定発売に踏み切るための観測気球なのかもしれません。
私たちは、手に入らないと言われるほど欲しくなる。そんな人間の心理を、MSIは完全に見透かしているようです。
次世代チップ「Panther Lake」を待つべきか、今買うべきか

ここで、多くの読者が抱いている「最大の不安」に答えを出しましょう。 「次はもっとすごいPanther Lake搭載機が出るんでしょ? 今買うのは損じゃない?」
確かに、技術の進歩は止まりません。しかし、モバイルゲーミングの世界において「今、最高の設定で遊べること」以上の価値があるでしょうか。
Panther Lakeの登場にはまだ時間がかかります。一方で、現在のLunar Lakeは成熟期に入っており、ドライバの安定性も非常に高まっています。今、Glacier Blueを手に入れるということは、不安定な最新技術の実験台になるのではなく、完成された最高の一台で、今日からゲームの世界に没頭できるという「安心」を買うことなのです。
2TBの余裕あるストレージがあれば、容量の大きなAAAタイトルを何本入れても怖くありません。




