【神アプデ】Legion Go 2に「Xbox Full Screen Experience」が前倒しで降臨!Windows携帯機が“真のゲーム機”になる!?

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「Windowsの携帯ゲーム機は最高だけど、Windowsの操作が苦痛すぎる」

UMPC(超小型PC)界隈で生きる私たちにとって、これは永遠のテーマでした。小さな画面で指先を使って「×」ボタンを閉じようとして、誤って最大化してしまうあのストレス。皆さんも経験ありますよね?

そんな私たちの悲鳴がマイクロソフトに届いたのか、それとも業界の激動がそうさせたのか。 本来なら2026年春(Legion Go 2の発売時期?)までお預けだと思われていた「Xbox Full Screen Experience(Xboxフルスクリーン・エクスペリエンス)」が、なんと11月21日から解禁されるという衝撃のニュースが飛び込んできました。

「え、もう来るの?」

と、いい意味で裏切られたこの展開。 今回は、ASUS ROG Allyだけでなく、Lenovo Legion Go 2やMSI Clawといった他のハンドヘルド機にも波及するこの新機能について、「何がどう変わるのか(メリット)」「設定方法」、そして「本当に軽くなるのか(現実)」を深掘りしていきます。

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Xbox Full Screen Experienceとは?Windowsが「ゲーム機」に化ける魔法

まず、この長ったらしい名前の機能がいったい何者なのか、AI検索で「とは」と調べている方のために3行で解説します。

  1. 見た目が変わる
    Windowsのデスクトップ画面を隠し、Xbox Series Xのような「ゲーム専用画面」で起動するモード。
  2. 操作が変わる
    マウスやタッチ操作不要。コントローラーだけで全てのゲームを選んで起動できる。
  3. 中身が変わる
    ゲームに関係ない裏方のアプリを抑制し、メモリを解放して動作を軽くする(建前)。

これまでは、ASUSの「Armoury Crate」やLenovoの「Legion Space」といったメーカー独自のランチャーを使ってごまかしていました。しかし、今回はOSを作っているマイクロソフト純正の機能です。根本的な解決策になる期待大ですよね。

予測を裏切る展開!2026年まで待たなくていい!

ここが今回のニュースの最大ポイントです。 業界では、「この機能はLenovo Legion Go 2が出る、2026年春頃に本格実装されるだろう」と囁かれていました。

しかし、マイクロソフトは待てなかったようです。 ROG Xbox Allyでの先行テストを経て、11月21日から全てのWindowsハンドヘルド(条件あり)に対象を拡大。MSI Clawや、まだ見ぬLegion Go 2(AMD Z2 Extreme版)でも、裏技なしで使えるようになります。

「2年後の未来」がいきなり「今日」になった感覚。このスピード感、今のテック業界っぽくてゾクゾクします。

導入のメリットと設定方法:タイパ重視のゲーマーへ

では、実際にこの機能を導入することで、私たちのゲーミングライフはどう改善されるのでしょうか。

最大のメリットは「Windowsを感じなくて済む」ことです。 電源を入れたら、そこはもうXboxの世界。余計な通知やポップアップに邪魔されず、即座にゲームを開始できます。限られた時間で遊びたい社会人ゲーマーにとって、起動からプレイまでの時間を短縮できるのは最高のタイパ(タイムパフォーマンス)向上策です。

「改造とか必要なの?」と心配ご無用。 Windowsの設定メニューに、「Xbox Full Screen Experience」のオン/オフスイッチが追加されるだけです(要アップデート)。

  1. スイッチをオンにする。
  2. デバイスが再起動する。
  3. Xboxアプリが画面を占有し、専用UIが立ち上がる。

これだけで、あなたのUMPCが「ポータブルXbox」に生まれ変わります。

【悲報】現実は甘くない?パフォーマンスと不具合の真実

さて、ここからは少し辛口な現実の話をします。 「これでフレームレートが爆上がりしてヌルヌルになる!」と期待している方、ちょっと待ってください。

理論上、このモードはバックグラウンドの無駄なプロセスを削減し、メモリをゲームに回すよう設計されています。 しかし、先行導入されたROG Xbox Allyでのテスト結果を見ると、「劇的な変化はない」というのが正直なところです。

多少メモリに余裕はできますが、SoC(チップ)の性能限界を超えるような魔法ではありません。「気持ち、カクつきが減ったかな?」くらいの変化を知覚できればラッキー程度に思っておくのが精神衛生上良いでしょう。

さらに深刻なのが、「OSの不格好な部分」がまだ残っている点です。 Xboxアプリ内では快適ですが、いざサードパーティのゲームや別のランチャーを起動すると、コントローラーの割り当てがおかしくなったり、無反応になったりする不具合が報告されています。

マイクロソフトがどんなに化粧をしても、下地にあるのは結局「Windows」です。時折顔を出す「PCっぽさ」やエラー画面に、現実に引き戻される瞬間があることは覚悟しておいてください。

デスクトップPCでも使える?Insiderプログラムの活用

実はこの機能、ハンドヘルド機だけの特権ではありません。 「Windows Insiderプログラム」に参加しているユーザーなら、デスクトップPCやノートPCでもテスト可能です。

リビングのテレビにPCを繋いでいる「リビングPC派」の人にとっては、マウスなしで操作できる夢の環境が整うチャンスです。ゲーミングUMPCを持っていない人も、まずは手持ちのPCでこの「未来のUI」を体験してみるのも面白いでしょう。

完成度は「70点」だが、方向性は間違っていない

今回の「Xbox Full Screen Experience」の前倒しリリースについて、私の正直な感想をまとめます。

正直、現時点での挙動は「まだベータ版」の域を出ていません。バグもあるし、完全にWindowsを隠しきれてもいない。 しかし、マイクロソフトが「Windowsは携帯ゲーム機としては使いにくい」という事実を認め、OSレベルで「ユーザー体験を変えようとしている」姿勢は高く評価できます。

これまではASUSやLenovoといったハードウェアメーカー任せだった部分に、ついに本家が介入してきた。この変化こそが、UMPC業界にとっての最大の収穫です。

Legion Go 2が出る頃には、このFSE(Full Screen Experience)が洗練され、バグも潰され、真の「携帯ゲーム機OS」として完成していることを願ってやみません。

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