Amazonが満を持して発表した初のカラー電子書籍リーダー、Kindle Colorsoft Signature Edition。鮮やかな色彩表現で読書体験を革新すると期待されていましたが、発売直後からディスプレイ下部に現れる黄色っぽい変色問題が報告され、波紋を広げています。本記事では、この問題の実態とユーザーの反応、そしてAmazonの対応について詳細に掘り下げ、今後のカラー電子書籍リーダーの展望について考察します。
カラーKindle『Kindle Colorsoft』最新情報まとめ
夢のカラーKindle、発売直後に躓く
長年のユーザーの期待に応え、ついに登場したカラーKindle。しかし、その船出は順風満帆とは言えないようです。発売直後から、ディスプレイ下部に黄色がかった変色が発生するという報告が相次いでいます。この問題は、ソーシャルメディアやAmazonのレビュー欄で拡散され、大きな注目を集めています。
問題点の黄色い変色とは
報告されている変色は、ディスプレイ下部に帯状に現れる黄色っぽい色ムラです。一部のユーザーは、この変色が読書体験を損なうほど目立つと訴えています。特に、白地のページで顕著に現れるようで、「紙のような読書体験」を謳うKindle Colorsoftにとって、皮肉な結果となっています。
Redditなどのオンラインコミュニティでは、この問題に関する議論が活発に行われています。あるユーザーは、「紙のように均一に照らされ、色付けされているはずなのに、下部に黄色い帯が見える」と指摘し、不満を表明しています。また、別のユーザーは、特定の角度や照明条件下で変色がより目立つと報告しています。
ユーザーの反応は返品か?我慢か?
この問題に対するユーザーの反応は様々です。変色が軽微で気にならないというユーザーもいれば、読書体験を著しく損なうとして返品や交換を希望するユーザーもいます。Amazonのカスタマーサービスは、この問題を認識しており、ソフトウェアアップデートによる修正を検討しているとのことです。
Amazonの対応はソフトウェアアップデートで解決なるか
Amazonは公式声明こそ発表していませんが、カスタマーサービス担当者を通じて、問題解決に向けて取り組んでいる姿勢を示しています。一部のユーザーが共有したスクリーンショットによると、Amazonはソフトウェアアップデートによる修正を検討しているようです。
しかし、この問題がハードウェアの欠陥に起因する可能性も否定できません。一部のユーザーは、最初のソフトウェアアップデート後に変色に気づいたと報告しており、製造工程または輸送中の問題が原因である可能性も考えられます。
日本での発売予定は?
今回のKindle Colorsoftの変色問題は、カラー電子書籍リーダー開発における新たな課題を浮き彫りにしました。高精細なカラーディスプレイを搭載しつつ、均一な発色を実現することは、技術的に困難な課題であることが改めて示されました。
今後のカラー電子書籍リーダー開発においては、ハードウェアとソフトウェアの両面から、より高度な技術革新が求められるでしょう。
そして気になる日本での発売予定ですが、日本での発売予定は今のところありません!逆に言えば、日本で発売される頃には、今回のような問題が解消された完全バージョンが発売される!ということです。
ちなみに過去の傾向から考察すると、Amazon Echo Hubの時は、アメリカで発売されてから約4ヶ月ほどの期間を経て、日本での発売となっていました。なので少なくとも半年以内には、日本国内での発売も期待できるのではないかなと思っています。
まぁ、漫画や雑誌をKindleでみないのであれば、あまり意味がないような気もしますが、往年のKindleユーザーからしたら、念願のカラーKindleなので欲しくなってしまうのではないでしょうか。