ストレージ容量の見直し
Pixel 9シリーズでは128GBモデルがラインナップの基本となることが明らかになった。これまでのPixel 8シリーズでは256GBが最低スペックとなっていただけに、大幅な変更と言える。一方で、Pixel 9 Pro Foldは従来の256GBや512GBといった上位モデルのストレージ構成を維持するとのことだ。
これは、スマートフォンユーザーのニーズに合わせた最適な選択と言えるだろう。コストパフォーマンスを重視する層には128GBモデルが魅力的だし、より高性能なスペックを求めるユーザーにはPixel 9 Pro Foldが提案されることになる。
ただし、128GBというのはメインストリームのスマートフォンとしては容量が少ないのではないかという指摘も少なくない。写真や動画を多く撮影する層にとっては、256GBや512GBといった上位モデルの方が安心して使えるだろう。
価格設定での競争力
Pixel 9シリーズの価格はPixel 8シリーズと比較してどうなるのだろうか。今回の情報によれば、Pixel 9は約14万円から、Pixel 9 Proは約17万円から、Pixel 9 Pro XLは約19万円から始まるとのことだ。
これらの価格設定は、同クラスのスマートフォンと比較して概ね妥当な範囲にあると言えるだろう。特にPixel 9は約14万円台という価格は、中堅スマートフォンとして十分な競争力を持っていると考えられる。
一方で、Pixel 9 Pro Foldは約30万円から始まるという高額な設定になっている。この価格帯では、Samsung Galaxy Z Fold5や、今後リリースが期待されるiPhone Foldなどの折りたたみスマートフォンと直接競合することになる。Pixel 9 Pro Foldがどのような機能と性能を備えているのか、注目が集まるところだ。
各モデルのエントリー価格は以下の通りです。
Pixel 9
128GB 14万5,038円
256GB 16万1,338円
Pixel 9 Pro
128GB 17万7,738円
256GB 19万3,038円
512GB 21万4,878円
Pixel 9 Pro XL
128GB 19万3,038円
256GB 20万9,338円
512GB 23万0,778円
1TB 27万2,718円
Pixel 9 Pro Fold
256GB 30万6,918円
512GB 32万8,758円
カメラ性能の進化
Pixel シリーズはこれまでもカメラ性能に定評があり、Pixel 9シリーズでもさらなる進化が期待されている。センサーや画像処理エンジンの刷新、光学ズームの強化など、さまざまな改良が加えられるとみられている。
特にPixel 9 Pro XLには1TBのストレージオプションが用意されていることから、高精細な写真や4K/60p動画の撮影に対応していると考えられる。プロユーザーをターゲットにした高スペックモデルとしての位置づけが明確になってきている。
一方で、Pixel 9やPixel 9 Proといった標準モデルにも、より手頃な価格ながらも充分な写真撮影機能が盛り込まれるだろう。Googleのコンピュータビジョン技術を活用したコンパクトカメラとしての魅力が発揮されると期待できる。
まとめ
Pixel 9シリーズの新たな情報から見えてきたのは、Google が自社スマートフォンの差別化を図ろうとしているということ。まず、ストレージ容量の見直しは、コストパフォーマンスを重視するユーザーを取り込むための施策と捉えられ、同時に、折りたたみモデルやプロ向けモデルなど、高機能・高価格帯のラインナップも用意することで、幅広いユーザーニーズに応えようとしている様子が伺えますね。
Pixel 9シリーズの発表が待ち遠しいが、その性能と価格設定次第では、Android陣営での存在感を一層高められるかもしれない。これまでのPixelシリーズの評価を踏まえ、今回の新製品がどのような評価を得られるのか、注目していきたいところではありますね。
っていうか、個人的なイメージでは昔のPixelって結構お手軽価格なイメージあったけど、いつのまにかいいお値段になってますね。私の記憶違いだったのかな…