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Appleが今秋、わずか2週間のインターバルで2度の新製品発表イベントを敢行する。狙いは明白だ。長らく決定打を欠いていたスマートホーム市場への本格進出と、長年タブー視されてきた「タッチ操作対応Mac」の解禁である。
第一弾は10月13日に開催される見込みだ。主役を務めるのは「HomePad」とも目される正方形の7インチスマートディスプレイ。スピーカーベースへのドッキングに加え、壁掛け運用にも対応する新端末だ。
最大の武器は、カメラによる高精度な顔認識機能。画面の前に立った家族の顔を瞬時に識別し、パーソナライズされたカレンダーやメモ、ウィジェットを自動で切り替える。先行するAmazon Echo ShowやGoogle Nest Hubが家庭内の「共有掲示板」にとどまっていたのに対し、Appleはプライバシー技術を活かした個別最適化でリビングの主導権を奪いにいく。同時に、Siri AIをサポートする新型HomePod miniやApple TV 4Kの投入も有力視され、家庭内のAI基盤を一気に整える構えだ。
しかし、業界に走る衝撃という意味では、10月最終週に控える第二弾イベントが本番と言っていい。この場はMacの歴史的転換点となる可能性を秘めている。

最大の注目株は、OLEDタッチスクリーンと極薄筐体を纏った新型MacBook Pro――あるいは「MacBook Ultra」と呼ばれる最上位モデルだ。かつてスティーブ・ジョブズが「垂直の画面を指で触るのは人間工学的に最悪」と切り捨てて以来、AppleはMacのタッチ化を頑なに拒んできた。その禁忌をついに破る背景には、Windows陣営の攻勢と、直感的なタッチワークフローを求めるクリエイター層の無視できない声がある。
このMac特化イベントでは、新世代M6チップを搭載したiMacや手頃な14インチMacBook Pro、さらにOLED化を果たした新型iPad miniの登場も囁かれている。
家庭のインターフェースを再定義するスマートハブと、30年以上の伝統を覆すタッチ対応Mac。矢継ぎ早に繰り出される2つの発表会は、AIとハードの融合競争において他社の追随を許さないという、強烈な意思表示にほかならない。
Source:MacRumors


