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紛失防止タグの使い勝手を大きく左右する「形状」において、サムスンが大きな決断を下したようです。リークされた最新モデル「Galaxy SmartTag 3」のレンダリング画像からは、前モデルの象徴だった内蔵ループを大胆に削ぎ落とし、アップルのAirTagを強く意識した超コンパクトボディへと舵を切った姿が浮かび上がってきました。
米FCCへの申請書類やWinFutureが公開した画像を見る限り、その変貌ぶりは一目瞭然です。前作SmartTag 2が採用していた縦長のピル型と、指が通るほど大きなキーリングホール。これらを完全に捨て去り、約30×30mm、厚さ10mm未満という丸みを帯びた四角形「スクワークル」形状へと刷新されました。前面には金属アクセント、背面にはプラスチックを配し、同社のスマートウォッチに通じる洗練された質感に仕上げられています。
スペック面ではBluetooth LEに加え、数センチ単位での正確な位置特定を可能にするUWB(超広帯域無線)をしっかりカバー。近距離での追跡精度に関して不足はありません。

注目すべきは、本体から「穴」をなくしたことによる利便性の変化です。
前作の最大の強みは、ケースを買い足すことなく鍵やバッグへダイレクトに取り付けられる合理性にありました。今回の形状変更によって本体の凝縮感は増し、財布のポケットや小物入れの隙間に収まりやすくなったのは間違いありません。しかし、鍵やペットの首輪に装着するためには、別売りのケースやカラビナが必須となります。
サムスンはSpigenと共同開発したペット用マウントをはじめ、公式バンパーやレザーケースを幅広く用意している模様です。本体単体で完結する手軽さを捨て、AirTag同様の「アクセサリーによるエコシステム」で収益基盤と利用シーンを広げる戦略へシフトしたと見ていいでしょう。
発売は10月上旬と報じられており、価格や詳細なアナウンスが待たれる段階です。単体での実用性を武器にしてきたサムスンのスマートタグが、競合と同じ土俵に上がったとき、ユーザーが小型化の恩恵と追加コストのどちらを重く見るのか。Android陣営におけるトラッカーの勢力図を占う試金石になりそうです。
Source:WinFuture

