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Valveが投入を控える次世代VRヘッドセット「Steam Frame」の足音が、急速に近づいてきました。長らくプレビュー段階にあった「SteamVR 2.17」の安定版が突如として一般公開されたのです。単なる不具合修正にとどまらず、新ハードの存在を強烈に意識させる機能拡張が随所に盛り込まれており、正式リリースへ向けた最終調整が完了したことを物語っています。
今回のSteamVR 2.17では、VR空間内のダッシュボードが一新されました。ヘッドセットを装着したまま実績やコミュニティガイド、メモ機能へアクセスできるほか、Steam Deckでおなじみのクイックアクセスメニューを導入。視界の片隅で通知や音量、画面輝度、さらにはバッテリー残量まで瞬時に確認できるUIへと進化を遂げています。
加えて、ストリーミング機能「Steam Link」の大幅なメス入れも見逃せません。低速回線時の安定性向上や遅延の削減、Nvidia製GPUで報告されていたスタッターの解消に加え、USB経由のストリーミングまで初期サポートされました。Linux環境における有線接続の強化や32ビットOpenXRへの対応など、足回りの強化は徹底的です。

注目すべきは、このアップデートが何を意味しているかという点でしょう。バッテリー管理や素早い設定切り替え、最適化されたストリーミング機能の数々は、PC据え置き専用機だった従来のValve Indexとは明らかに毛色が異なります。スタンドアロン型、あるいはPCとの超低遅延ワイヤレス接続を前提とした新デバイスの存在を裏付ける証拠にほかなりません。
水面下の動きも慌ただしさを増しています。SteamのバックエンドではすでにSteam Frame向けの予約デポジットシステムが組み込まれ、関連パッケージの更新が頻発。これらは新ハードの投入直前に見られる典型的な挙動です。一部関係者の間では9月14日出荷説も浮上していますが、価格や発売日について公式の発表は依然として控えられたままです。
現在、VR市場はMeta Quest 3を筆頭とするスタンドアロン機が主導権を握っています。そこにValveが投じる一石は、Steamという強力なプラットフォームをダイレクトに結ぶ切り札となるはずだ。
Source:Steam

