スマホの背面に貼り付けるだけで電源が入り、即座に動画や音楽の視聴環境が整う。シャオミが中国で発表した「Xiaomi Bluetooth Speaker Magnetic Edition」は、単なるポータブルスピーカーの枠を超え、スマホ体験そのものを拡張する意欲作だ。しかもプロモーション価格は149元(約3,000円台前半)。この価格設定で日常の使い勝手を劇的に変えにきた。
iPhone 12以降のMagSafe機構に吸着するネオジム磁石を備え、背面の金属リングを起こせばそのまま自立スタンドとして機能する。最大のハイライトはホールセンサーの採用だ。スマホがマグネットで装着されたことを検知し、ボタン操作なしで自動的に電源が入る。ワイヤレス機器特有の「電源を入れて接続を待つ」というわずかなストレスを、ハードウェアの工夫で巧みに解消した。
音響面は1.5インチのフルレンジドライバー(定格出力3W)を1基搭載し、日常の動画視聴やBGM再生には十分な仕様。IP67の防塵防水性能を確保しており、水回りやアウトドアでも気兼ねなく扱える。接続規格には最新のBluetooth 6.0を採用し、コーデックはAACとSBCに対応。2台を組み合わせたステレオ再生に加え、最大10台まで連結できるBISマルチスピーカー接続にも対応する拡張性の高さが面白い。底面には音楽と連動するRGBライトリングを配置し、視覚的な遊び心も抜かりない。

マグネット吸着型のスタンドやスピーカーは他社からも登場しているが、スタンド兼用かつ自動電源オンの仕組みを取り入れ、さらにこの価格帯にまとめた製品は類を見ない。充電器やケーブルを省いてコストを削ぎ落としつつ、ユーザーが毎日触れる部分の体験価値を的確に高めている。
定価でも199元(約4,000円前後)と、シャオミらしい圧倒的なコストパフォーマンスが光る。現時点では中国市場向けの展開にとどまるが、デスク周りや動画視聴の定番アクセサリになり得る実力を持つだけに、日本を含むグローバル展開にも期待したい。
Source:Xiaomi


